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2011年1月31日 (月)

平尾台で根雪

 やっと寒波が明けそうだ。昨年の年末からずっと寒く、連日最低気温が氷点下だ。年末の積雪以来、園内や山肌に白いものが消えず、今朝もその上に降り積もった。積雪が一月を越えたので、この平尾台でも根雪を記録したことになる。Dscf9065 Cimg3729
 根雪というと北陸や東北の豪雪地のイメージだが、今冬は降雪は少ないものの、最高気温が5℃に達したのもたったの5日間で、気温が非常に低く雪が消え難いからだ。
 一昨年、昨年と比較的暖かかったこの時期、バレンタインデイに花火大会を企画して、多くの人にご支持(来場)いただいた。しかし今年は記録的寒波が居座っている。「ふゆはなび」危うしか?

2011年1月28日 (金)

平尾台で幻日

 今日、マイナス2℃、無風の朝(1/28 )太陽が3つの日の出があった。写真は8時過ぎに撮ったものだが、逆光になるのでコンデジでは肉眼ほど表現出来ていないのが残念。7:30頃から8:00頃まで続き、非常にきれいだった。一時は中心の太陽の回りに半円の虹が左右の太陽をつなぐような形になった。太陽を背にして見える虹と違ってこの光の輪は太陽に向かって見えた。Imgp0368 Imgp0377
 幻日である。日の出方面の空気中の氷粒が、陽光を屈折して見せる現象らしい。中心の太陽が本物で、左右は幻である。氷が六角板状でかつ無風状態で水平に姿勢を保って粛々と落下する時、光を60度屈折させて起こる現象という。

2011年1月21日 (金)

平尾台で霧氷その3

 その1で、「平尾台ではめったに霧氷を見ない」と書いた。実は「ウソ」である。しょっちゅう発生する箇所があり、しかも多くの人が目にしている。それは、平尾台登山道25カーブから29カーブの路面である。
 秋から春にかけ良く晴れた日、その付近だけアスファルト舗装面が濡れたように黒々としていて、ツルツルピカピカに薄く凍結していることがある。平尾台の急斜面を吹き上げる過冷却の霧(雲)が作った霧氷である。雪のように白くないし、局所的なので車のスタックやスリップ事故につながることもあるので、要注意だ。

 もうひとつ「その1」「その2」を通して正確ではない記述がある。今回作った人工物は、「雨氷」に近いものだと思う。氷点下で人工的に撒いた「霧」もしくは「雨」が樹木に着氷したものだ。噴射ノズルを操作して散水粒径を霧状にするか雨状にするかで、あるいは近付いて散水するか遠ざかってするかで全く違った氷のモニュメントが出来上がる。鍾乳石のツララ石やカーテンなどに似た形も出来たりしてものすごく面白い。ただめちゃめちゃ早起きと強烈な寒さに耐える気力が必要だが・・・・。Dscf9021 P1150707

平尾台で霧氷その2

 1/10(土)以来、平尾台では毎日最低気温が氷点下である。どんな気象条件下であれば、霧氷を作れるのか? また適した道具はどんな物か? を試した。
 最低気温は、16日から、-7.3 -2.8 -0.6 -0.6 -0.7 -2.9℃で日の出前1時間に始め、日の出後1時間後に終了。平均風速は、9.9 6.0 4.9 4.5 5.0 2.2m/s。
 お道具は写真左から、園芸散水ホースとノズル、乾電池式噴霧器、AC100V噴霧器、AC100V高圧洗浄機、エンジン式高圧洗浄機そして、水タンク200リットルと水道散水栓である。Imgp0358

 結果は、気温が-1度以下、風速5m程度、道具は水タンクに一番ため置き、AC100V高圧洗浄機で散水するのが最も簡単だった。
【詳細は以下】
 気温は+1度でも強めの風があると氷結する。散布した水が気化熱を奪うのだろうか。噴霧器ていどの水量がちょうどいい。氷点下であればAC100V高圧洗浄機程度の水量があると能率がよい。ー5度まで下がれば高木などにはエンジン式高圧洗浄機が使える。園芸用散水ホース+ノズルでは水量が多すぎで水滴径も大きすぎてツララは出来ても上向きの小枝に氷が付かない。
 仕上がりは噴霧器を使った場合が最も美しい。ミストが大きいほど、水量が多いほどツララが垂れてくる。

平尾台で霧氷?

 今年(2011)平尾台はとても寒い。1/16は、真冬日で最低気温マイナス7.3度を記録した。来場者もとても少ない。この寒さを逆手に取り何か面白い事をしたいが、積雪は以外と少ない。
 思い付いたのは、霧氷である。雲仙のように平尾台で霧氷を見る事はあまりない。温度/湿度/風/錐の発生/樹木など、多くの条件が調わないと出現しないのだろう。かつて1回だけ「田代の岩屋」という青龍窟の上にあるドリーネ(滝不動or竜不動)で見た事がある。洞窟から立ち上る水蒸気が樹木に凍り付いたもの。ドリーネ底だったからこそ条件が揃ったのだろう。
 思い付いた霧氷は人工物である。氷点下のパーク内で葉を落とした樹木に噴霧器で散水してみたらどうなるだろうか? 強烈に冷え込んだ16日(日)の夕方実験開始。結果は写真のとおり。Imgp0350 Imgp0345 Imgp0354

2010年4月19日 (月)

二つのレース

 昨日平尾台で2つのレースがあった。そのひとつ目が、「平尾台トレールランニングレース」、平尾台自然の郷から朽網の昭和池にかけてのトレール(山道)約40kmを走るもの。もうひとつは「平尾台ヒルクライム」という自転車レース、県道28号の横山池から平尾台自然の郷正門前までの5kmの登山車道を登るものだ。  どちらも平尾台で行なう理由は「ロケーションの好さ」だそうで、走りながらの景観やゴール後の達成感は、他地には無いほど抜群なのだそうだ。

2010年4月10日 (土)

芝桜の開花 その2

 広い面積に植えるので、雑草管理が非常に大きなウエイトを占める。その有効手段が防草シートである。裸地植え、野菜栽培で使われる黒い樹脂フィルム「マルチフィルム」や樹脂繊維を織った「防草シート」などを使い比べてみた。
 勾配の無い土地で、草の根を取除き、耕して植え、除草に手をかけるなら、裸地植えでよい。草取りに手が掛けられないなら、マルチフィルムを張る。ただし防草効果は2年くらいで樹脂が劣化し、草が突き出たり、強風で破れる。不透水性なので斜面だと水切れを起こす。またフィルムを張ったままで目土をすると、雨や水やりで土が流失してしまう。
 斜面では繊維織の防草シートがよい。フィルムとちがい雨は浸透する。逆に水蒸気も通すので根が蒸れない。3年くらいは持ち強風にもたえる、土を被せても雨で流れたりしない。植え穴をあけるのが少し固いのと価格が高いのが難点。斜面ではR0011707除草して地肌を耕すと雨で土が流れてしまう。雑草やススキ・根笹の根を残したままシート張りをして、2ヶ月ほど待つ。新芽が突き出ようとするので、シートの強度が必要だ。
 植え方もいろいろ試してみた。「十字」に切ったり「コの字」に切ったり。錐で開けた穴に、切り穂を差したり。結局どんな方法でも根が付くことが分かった。季節もあまり問わない。

2010年4月 5日 (月)

芝桜の開花 その1

 今日(04/05)、芝桜が開花しはじめた。ここしばらく気温が低く、北風が吹いていたが、今日は暖かい日差しに包まれた。平尾台自然の郷では約2万株の芝桜を植えているが、日当たりがよいところが咲き始めた。
 匍匐性の多年草で耐寒性・繁殖力が強いので、平尾台の気象条件に合うようだ。株で増え、種が飛散しないようなので、自然公園の方に侵入することもない。絨毯状に咲くが花期は揃って短く長い期間にわたって平尾台の景観に影響しないということで採用した。
 もともと芝生を植えていた部分で水はけが良さそうなところを置き換えている。R0011623斜面なので耕したり根っこを取り払うと、雨で土が流れてしまうため、芝を刈り込んですぐ防草シートを張り、1ケ月ほど置いて植え穴を開け、植え込んでいる。植える苗はポット苗でも、株分けの根付き茎でも、差し穂でもよい。季節も問わないようだ。
 工夫が必要なのは、後々の管理しやすさ だ。

2010年3月19日 (金)

野焼き完了

 4回延期された2010年の平尾台野焼きは、やっと今日終わった。湯布や長崎の事故の後であり、気象条件を慎重に選んでのことでもあり、関係者のご苦労には頭が下がる。
 実は今日の実施もギリギリのラインだった。昨日(3/18)の夕刻の会議のこと。3/18日(野焼き実施前日)の午前から昼過ぎまでに4mmの雨が降った。その後午後も太陽は出なかった。17時発表の天気予報は、18日夜晴れ、19日は日中晴れだった。普通前日に降水があると延期にする。枯れ草の立っている部分は乾いても、根元のフォールリーフが乾いていないとうまく燃え広がらない。会議に前もって野焼き委員会から、平尾台上の気象状況/予報/草原の状況の問い合わせがあり、言外に実施したい強い意向が感じられた。というのもさらに延期となると3/21のクロスカントリーに間に合わない。次の予備日3/24も気象条件は良くない予報。3/28となると平尾台クリーン大作戦が年度繰り越しになる。とはいえ現時点の状況はマイナス要因ばかり。枯れススキや根ザサの足下をめくってみてもぐっしょり濡れていた。明け方地表気温が下がって凍結しなければ良いが....。
 プラス条件は、18日夜から19日朝にかけて風が強く、19日は朝気温が3度と低く日中日差しとともに10度ほど気温が上がる予報。風と気温上昇は乾燥をもたらすミカタだ。それを(マイナス点は話せなかった)伝えたところ実施の意を強くされたようだ。会議後「実施」と決まった旨、電話があった。ところが帰宅のためマイカーのハンドルを握ると、フロントガラスに細かく水滴が付いている。ぎょぎょっ!結局ワイパーを動かしながら帰った。
 今日朝は4時起きした。平尾台上は3度、雲がかかっていたのが幸いし放射冷却にならず、霜は降りなかったようだ。黎明頃に全天の雲が消えた。まだ草の根元は乾いていないが、快晴になって乾いた西風が入れば昼頃には野焼き可能の条件が調うはず。7時を過ぎて中止の連絡がないのでGOサインだろう。8時に電話をすると、第一次火入れを30分遅らせ11時開始とのこと。10時に気温は10度まで上昇、湿度は35%まで下がった。11時に山頂から火が入った。南西風5mで斜面を下から上に吹き上げる風。逆風なのでなかなか燃え広がらない。「やっぱり湿っていて燃え難いのか?」関係者は一様にそう思ったかもしれない。時間が経つとともにじわりじわり燃え広がり、麓から火入れする第2次火入れのタイミングとなる。今度は順風だが先日の重い雪で枯れ草が倒伏しているので、一気には燃え上がらず、ちょうど良い速度で斜面を炎が登って行った。
 結果、例年にない「燃え残りが無い」「延焼が無い」「危険が無い」野焼きとなった。また開始の遅れで午後の3次火入れも30分遅れたが、完了は30分早まった。午後も湿度40%、5m程度の順風(西風)に恵まれたからだ。前日の心配は幸運にも全て裏切られた。R0011484
 写真は、吹上峠付近の野焼き後の状況。防火帯/外周/野焼きエリア/1月末の火災跡(左端ドリーネ一帯)を比べて見て欲しい。今日をスタートにそれぞれの範囲がどう春を迎えて行くか見守りたい。

2010年3月13日 (土)

野焼きの延期→3/19

 今年の3月、平尾台は降水が多い。その影響で「野焼き」が出来ない。何度も延期され当初の2月28日から3月19日に半月以上もずれこんでいる。一方、暖かい雨が多い影響か、台上の春はいつもより少し早めに進んでいるように感じる。
 遅い時期の野焼きが自然に与える影響を心配する声がある。確かに影響がないとはいえないだろうが、私自身は自然はもっとしたたかだと思う。一旦芽吹きが始ってから野焼きの熱にさらされるとその芽は枯れる。しかし山野草はタイミングをずらし次の芽を用意する。種によって異なるだろうが、自然の物はリスク分散のため、一定の期間の幅を持っている。これが栽培種だとそうは行かない。人の手によって栽培されると発芽や結実のタイミングが揃ってしまっているので大きなインパクトを受ける。
 平尾台は遠い昔から野焼きや採草が行なわれて来た。その環境に適応した種が自生している。だから野焼きの時期がずれることより、野焼きが出来なくなる方が環境を大きく変えてしまう。
 5月ころに防火帯を歩き、内外を比較するとおもしろい。1)火を入れなかった部分、2)昨年の9月ころ刈り取られ火を入れた防火帯、3)今年火入れされた部分を比較して見る。2)の部分に多種多様の植物が見られる。
 また例年野焼きに遅れて1ヶ月の間に林野火災が発生するが、その部分が正規の野焼き範囲とどう違うかということもおもしろい。今年は吹上峠あたりが1月末に焼けた。そこが他とどう違うか興味をもって見守っている。

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