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2007年1月28日 (日)

初出動

 今朝6時の平尾台は、気温ー1度。夕べからの雨が路面に凍り付いた上に積雪。Dsc040058合目から上は、非常に危険な状態だった。日曜なので鉱山関係や山越えの通勤車もなく、5時半でもバージンスノー。後ろから追ってくる車を前にやり、27カーブに来ると、新聞配達のバイクが立往生していた。先ほどの車に新聞を積替えていた。

 今年は暖冬。ここまで雪らしい雪は無く、除雪隊は今朝が初出動。スノープラウDsc03996(排雪板)を前部に、融雪装置を後部に連結したおんぼろジープの出番だ。2時間ほどで支障解除を終えた。6時に「チェーン必要」とスタッフに一斉メールしたのだが、8時頃に出勤したものは「なーんだ、ダイジョーブじゃん。」と思ったかもしれない。範囲が広いとこんなに手早く処理できないので、チェーンは必携してくださいよ。

2007年1月26日 (金)

成功率3割

2007年1月23日

 先週から1週間延びていた、九工大の学生自作ロケットの打上げ会があった。機械知能工学の3年生22人が3人グループで7機のモデルロケットを4月かけて設計製作し、平尾台で打上げた。高高度を目指したものが多く、2段式、3段式が3機、滑空回収を意図したものが2機あった。

 機体を準備し推進器を装着、発射台にセットして、「設計意図・機体諸元」を私にプレゼンし、安全に関する口頭質問を受けていよいよ発射となる。全員非常に緊張しているのがわかる。

 設計どおりのパフォーマンスと安全なフライトと認められたのは、写真の2機。「たったのそれだけ?」と思うかも知れないが、キットをそのまま作るわけではなく、初体験でけっこう高度なことを狙っているのでまあこんなものか。ひとつ注文を付けるとすると、飛行姿勢の安定をもう少し打上げ前に検討しておいて欲しい。
Dsc03926Dsc03945_1「不安定な飛行」をダウンロード

打上げの様子は、翌日の読売新聞朝刊地域面でも写真付きで紹介された。

2007年1月19日 (金)

野焼き見学

 平尾台では毎年春先に、野焼き(山焼き)が行われる。約400haの草原を朝10時半から午後3時ころまでに焼き払う。自然環境に与える功罪はともかく、長年地元関係者の努力で継続され、平尾台の景観を保っている。野焼き当日は多くのカメラマンや句人が見学する。しかし実はこの平尾台の野焼きはここ4年ほど以前は見学を排除して実施されていた。

Photo 平尾台野焼きの公的な目的は、「防火と害虫駆除」。また過去に野焼き作業中に尊い犠牲者が出たこともあり、他地が観光目的に公開しているのと異なり、平尾台全体を立ち入り禁止にして行われてきた。平尾台で野焼き見学会が行えるようになったのは、平尾台自然の郷ができてからである。2003年春にオープン真近の施設内から安全に見学できるようになった。平尾台自然の郷とそのアクセス道路が立ち入り禁止区域から外されるようになった。

 以前にはこんなこともあった。2000年にオープンした平尾台自然観察センターで、2001年に野焼き見学を計画した。野焼きは平尾台の自然や地域にとって重要な位置を占めているので、それを考える機会にしてもらおうと一般に呼びかけた。もちろん、あらかじめ野焼き委員会にもご了承頂き、安全管理や対策も講じた上でのこと。ところが当日、警戒検問に咎められ、参加できない人が続出。それぐらいハードルが高かった。

 その後の2005年からは、野焼き委員会主催の「特別見学会」も行われるようになった。平尾台自然の郷から見る「一般見学会」はパノラマ景観は優れているが、カメラマンなどはもっと接近した位置を望むことから、野焼き範囲の真ん中にある茶ケ床園地に人員限定の見学場を設けることとなった。試みとして2005年は定員100名、2006年は200名で行った。火を見ると無謀な行動をとる人もいて、ボランティアガイドの方々30名ほどに、監視と統率に入っていただくことにした。

 今年の野焼きは3月4日。特別見学会の申し込みも2月に入ったら受け付ける。毎年一人で何枚も偽名を使っての申し込みや、当日の入場証受け渡しで大声を張り上げる人、三脚の位置を争って小競り合いする光景を見る。人は炎を見ると冷静を失うのは微笑ましくなくもないが、関係者がお天気や事故にナーバスになる季節が近い。

 なお、特別見学会の詳細は、コメントをみてね。

2007年1月17日 (水)

九工大ロケット

 1月15日は、響工業団地での九州工業大学工学部機械知能工学科宇宙工学講座のロケット打上げに立ち会った。米本教授は民間宇宙開発会社の出身で、九州で学生に実際ロケットを打ち上げさせながら、滑空して回収する機体を研究している。
Dsc03869 日本でアマチュアがロケットの打ち上げをすることは、法的にも社会的にもそう容易でない。研究室内や机上の研究はともかく、打ち上げを伴うダイナミックな研究はあまり例がない。
 私が趣味でモデルロケット国内最大サイズの打ち上げをしたり、本を書いているのを知って、お手伝いをすることになった。大体月一回程度で、当初平尾台で打ち上げていたが、機体が重く大きくなるにつれ、もっと広いところを求め、響工業団地に行き着いた。
 いくら実機開発の現場にいた人でも、担当する部分外の、ロケット全体に関わることはないので、ずっと小さくておもちゃみたいなものでも、製作から打ち上げまでできない。学生も理屈は言えても、製作技術や洞察や判断力がなく、モデルロケッティアから見ると、危なっかしいモノを作り、初歩的なミスを繰り返す。
「打上げ動画.wmv」をダウンロード (2007/01/15実験機)
Wires009 というわけで致命的でないかぎり失敗を繰り返し、一段ずつステップを登ってもらっています。ロケットの打ち上げ成功が究極の目的ではなく、失敗を乗り越えて成功にいたる過程を体験学習することが大切だからです。彼らの名誉のために付け加えるが、単なるモデルロケットが打上げと回収を主目的とするのに対し、データ収集や自律制御を目指しているので、よりハードルが高くなっている。この日は打上げ回収だけ評価すれば、大成功の範疇である。

2007年1月13日 (土)

カラスさん

 スノープラウ付きジープ、融雪剤散布機、軽トレーラ、4輪バギー、電動3輪リカンベントなどをあまり一般的でないものを調達したり、支障なく使えるのも理由がアル。面倒で儲けの無い注文や整備を引き受けてくれる、奇特な自動車工場があるからだ。
Dsc03807 その会社とは北九州は門司にある、ヤナギモータース。写真の人物はそこのチーフメカニック。知り合ったのは「キタポッポ」という、汽車型80人乗りのプロパンガス連結バス(という世界に2台しか無い特殊車両)運行/整備を通してのこと。こういう心強いメカさんを知り合いにもっているので、私のマイカーは14年/走行距離も25万キロにたっし、エンジンやデフの生体間移植手術を受けてなお元気に走っている。

2007年1月12日 (金)

花の芝

 平尾台は風が強く、花がきれいな樹木が育ちにくい。また丈のある草花もひと風吹けばみんななぎ倒されてしまう。いろいろ植えてみたが、どれもはかばかしくない。乾燥に強い、風に強い、一面に広がる・・・・何かないかな?とだれかれにきいていたら、シバザクラ・イブキジャコウソウ・アジュガなどを教えてもらった。

 どれもガーデニングでグラウンドカバーに使われ、匍匐性で開花時期には花の絨毯になる。キランソウは平尾台にも生えるし、イブキジャコウソウは石灰地の伊吹山の名が付いているくらいだから、適正の可能性を試験する価値はある。

 というわけで、芝生の一部をテスト栽培にあてることにしよう。色も、桃色・紅色・紫色とカラフル。麝香草つまりハーブの「タイム」だから、香りの絨毯ともなるとおもしろい。この春が待ち遠しい。
Dsc03803Dsc03804Dsc03805

2007年1月11日 (木)

花の咲く木

 平尾台自然の郷内は、年中通じてあまり花はない。どこでも公園施設は季節折々に満開になるサクラやコスモスのような花を植えており、その開花が呼び物となっているのに。どうしてかというと、主に二つのワケがある。

 風が強く石灰岩台地で表土が薄いので大きな花木が育ちにくい。石灰地を好む、エノキ・チョウセンエゴノキ・ヤブニッケイなどを別にすると、酸性土壌の日本で馴染みの樹木のほとんどは平尾台に適さない。第二には、コスモスなど平尾台本来のものでない植物が広がってしまうと、生態系に悪影響を与えてしまうということもあり、種の選定は慎重にも慎重になる。

 植物でも野菜などはもともと石灰地を好むものから品種改良されているもの、ダイコン・ゴボウ・キャベツなどは平尾台では良いものが育つ。ところが樹木となるとなかなか適当なものがない。造園の専門家に聞いても、小首を傾げるだけ。

Dsc03796 平尾台を春歩くと、毎年モモがかたまって咲く場所がある。岩の上に生えていたり、実らしい実もつかないようなので人工的庭園や果樹園跡とは思えない。どうやら周囲を林が囲んでいるので、強風からは守られてテントバエ(自然生え)したものらしい。そういえば園内にも石灰岩上に生えているモモの木がある。

 風当たりが弱いくぼ地(ドリーネ)に、ハナモモの苗を植えてみよう。モモは虫がつきややすいというが、自生しているのだから適正があるのかもしれない。農薬問題もあり、果実は期待せず花が楽しめればと思う。

2007年1月10日 (水)

黎明から日の出後

1月10日の朝景より
Dsc03795_1 日の出の一時間ほど前から日の出のころは、パークのあちこちに美しい風景が出現するひととき。といっても開園時間帯ではないし、今日のような朝ばかりではないので、写真でお見せするしかない。スタッフでさえもこの光景を知っているのは片手で数えられるくらいしかいない。

黎明
Dsc03750 お天気がよいと日の出の一時間前ころに、真っ黒だった空が群青色にかわる。平尾台から日の出方向の夜景が薄れ、家並と豊前海が浮かびはじめる。由布岳・鶴見岳・八面山・両子山の稜線が最もくっきりするのもこの頃。背景の空は、雲が少しあってくれると、紫色から真っ赤、そしてオレンジ色と移って行く。明るい黄色に変わると太陽はもう水平線のすぐ向こうまで来ている。

日の出
Dsc03760 平尾台の東側に北から貫山・広谷台・周防台・桶ヶ辻とつながる山塊がある。その尾根が果てる南端に天狗とよばれる巨岩があり、冬はそこから日が昇る。空とのコントラストが強くなり、天狗の顔が赤から真っ黒に変わると、一点からぴかっと一条の光が差す。点は見る見る間に拡大し強くなり、面となる。

パーク朝景
Dsc03777 日の出の光景にばかり目を奪われがちだが、ここから背後を振り返えらなければならない。平尾台自然の郷は東向きの斜面にある。日の出の真っ赤な旭光が、建物の壁面を一斉に強く照らす。つい先ほどまで台地の暗黒に埋まっていたのが、燃えるような姿として浮上する。やがて陽が高くなるにつれ、炎色は薄れ日常の朝に戻って行く。

2007年1月 8日 (月)

屋内気象観測

 平尾台自然の郷管理棟に設置した気象観測器、大きい利点として温度湿度センサーを多数増設、データの集中管理ができる点がある。平尾台を研究の場としている、U氏から「洞窟内気象」という言葉を知り、そんなら「屋内気象を観察」してみようと思い付いた。

Dsc03743 高標高で風が強いので冬場は寒冷と乾燥、雲に包まれたり昼夜の寒暖差が大きい夏場は多湿と日光直射に悩まされる。空調を切っている時、運転しているときそれぞれにおもしろい屋内気象現象が発生する。
 集客施設の常で、屋内空間が大きいこともあり、床上170cmの範囲に快適空間を作るための冷暖房に相当のエネルギーが費やされる。むやみに省エネの号令をかけても、自宅なら我慢をするゲストもスタッフの理解も、自分の財布に直接関係のない公共施設では、一朝夕に得られない。
 そこで「快適な人工室内気象」を目指し、主要な屋内空間の各所に温湿度センサーを取り付けて、5分毎に測定したデータを一年間ためて見た。リアルタイムで各室の室温がわかり、天井/床温度、空調のオンオフ、設定温度との関連が把握できる。その他夜間の状態も自動的に記録が取れるようになった。

Dsc03746 結果として、冬場は上下の空気撹拌と加湿と、個人差カバーのためのホット座布団、夏場は夜間の換気と日中冷房時の頭熱足寒解消空気循環が有効なことが判明。廉価な家庭用天井扇・壁扇風機・加湿器を思いきって多く設置した。エアコンとサーキュレータの併用や暖房と加湿などは常識的だが、かといってどこでもあまり実行されているのを見かけない。
 平尾台自然の郷では、真冬に扇風機が回っている。レストランやショップのお客さまがびっくりされるようだが、快適暖房のためです。また事務室では3台の加湿器が冬場の不愉快な静電気やインフルエンザウイルスの抑制をしている。面白いことには湿度30%では24度で寒がる人も、55%くらいを保つと19度でも大丈夫なようだ。事務室のエアコンは暖房温度最低の18度設定(天井センサー)になっている。
Dsc03739
 昨年の夏は猛暑だったが、10%の省エネ達成。それも大我慢してというまでではなく、より健康&より快適をはかりながら。というわけで「平尾台では年がら年中扇風機が大活躍」する。

気象観測

 平尾台は小倉市街地の南、標高500mの台地。台風の接近や季節風の影響を中心市街地より「いち早く/強く」受けはじめる。今のように広域な気象観測網がなかった時代には何らかのお天気測定所があってもよかった気がしないでもない。さDsc03733きの戦中まで軍の要塞地域として立ち入りが禁止だったこともあり、そういう発想はまったくなかったようだ。2000年にオープンした平尾台自然観察センターにも気象観測はその業務にない。温帯地方の結晶質石灰岩台地のいろいろな研究にも平尾台上で測定した気象などの基礎データは必要だろうと思うが・・・・。

 平尾台自然の郷の運営を始めて、パークの開園/閉園、入場者の安全のために、リアルタイムで状況のわかるシステムの必要性を感じた。平尾台自然観察センターに置いた簡易な機器で、後日のデータ確認はできたが、即時性と維持管理がなく、有効ではなかった。一昨年の5月手頃なモノを見つけ、管理棟の屋上に取り付け、仮運用を開始。

Dsc03734 コストや必要な機能事情から、気象庁検定品ではなく、設置もデータも私的なものに過ぎない。しかしパークの開閉や気象による施設の不具合や損傷の判断材料として十分使える可能性を感じている。また平尾台でフィールドワークをしている人の参考になればと、15分毎の測定値などをWeb公開。けれどくれぐれもお願いしたいのは、利用はあくまでも趣味範囲にとどめて下さいということ。

2007年1月 7日 (日)

3輪のリカンベント

 4輪バギーで通勤しながらゴミ拾いしてると、2日か3日でバッテリーがあがる。困ったもんだ。・・・・しかし、どうせ徐行と停止の繰り返しなので、電動3輪車を思い付きました。いろいろ探して見つけたのがコレ。ペダルも使えるし、フル電動にもなるので、平尾台登山道でも何とか登れそう。
Dsc03736
 ナンバー登録し、ゴミを積むリアカーを牽かせてみました。快調快調!4輪バイクより速度が遅いけど、ゴミは見つけ易いし、空気は汚さない。8時間の充電で、呼野から平尾台の往復20kmは十分可能。問題は連続登坂走行すると、平尾台八合目でモーターオーバーヒート。毎日の通勤となるとちと厳しいので非番の日にのみ使用するってことに。

 取扱説明書によると、一切雨はダメのようで、愛車エスティマの後席が格納庫。それならゴミ拾い以外でも、旅先でコイツを荷台から降ろし、街歩きの足として使おう。さっそく年の暮れに豊後高田に行って、昭和ロマンの町巡りをしてみました。楽しいラクチン、今度はどこへ行こう? おっとゴミ拾いはどうする! 休暇の日まで出動しなくてもよいくらいにポイ捨てが無くなってくれればなぁ。

2007年1月 6日 (土)

バギー通勤

 去年の夏から、お天気のよい日は、ATVに乗って通勤しています。4輪バギーのことで、登録は原付き扱いで、交通法規上は普通自動車扱いの、不思議なジャンルの乗り物。姿形はオフロードバイクを連想し、平尾台に乗ってくると、草地を走るつもりに見られるかも知れないが、公道を走れるのは50cc未満で、そんな能力は全くなし。
Dsc03731 前々から通勤路の平尾台登山道(県道28号)や、国定公園の小径にポイ捨てされるゴミが気になっていました。拾おうにも道が狭いので車を停めると後続車に迷惑がられ、対向車には牽かれそうになります。2輪車だと急坂でスタンドが立たないし、拾ったゴミが運べない。何かよいものはと思っていたら、原付4輪車を見かけて、すぐさま衝動買い。

 低速走行/停車中に目立つよう明滅ライトを増設したり、ゴミ袋アタッチメントをしたり、トレーラを牽引したり改造。ゴミ拾い車としての使い勝手は、98点のレベルに仕上がりました。マイナス2点は、低速走行/停車を繰り返すのでバッテリーがすぐアガルこと。ゴミ拾い通勤はストレス解消にもなり満足中。

2007年1月 5日 (金)

雪じたく

 穏やかなお天気で始まった2007年、それも今日までで明日から荒れ模様。
一昨年の暮れから、去年の新年は大雪に見舞われ、4.5.6日の3日で入場41人。今年は4.5の2日で1217人。いかにお天気に左右されるかわかります。そして荒天でもきていただける方があるので、平尾台にいると、いつもお天気が気になります。

 地方気象台の出す予報に加え、気象情報にいつも神経を尖らせています。
例えば今週末。http://www.hiraodai.jp/kishou.htmlのページを開き、850mb予報天気図を見ます。1/6の15時頃から気温が下がり、21時には-3度、1/7の3時頃には-7度位までの寒気が入ります。一方降水はというと、1/6の3時頃から1/7の15時頃まで平尾台の上空に湿度の高い空気が入ると予想されています。平地では上空1500mマイナス6度が雪の目安、高標高の平尾台では3度の違いがあります。

 お天気予報では
6日は曇り後雪か雨曇のち雪か雨
7日は曇り一時雪か雨曇一時雪か雨、となっていますが具体的な雪の降り始めが知りたいので、「平尾台では明日6日の雨が、夜半から雪に変わり、7日の朝には道路にも積雪するだろう」と覚悟し準備に入ります。

 雪の対策というと、施設の強風対策と、道路の除雪/凍結防止です。地域の生活道路確保とスタッフの事故防止のため、平尾台登山道路の障害連絡除去業務を担当しており、その出動に備えます。平尾台は積っても最高20センチ程度で、一冬せいぜい十回ほど。長く豪雪地の山中にくらした私には「南国の薄雪」にしか見えず、冬タイヤなど個人装備で十分乗り切れると映るのですが、冬に不馴れな九州人たちはしばしば事故を起こしています。そこで、スノープラウを付けたジープと、小型融雪剤散布機を公園に備え、雪に対する安全対策を図ることにしました。

 しかし本当は無駄なエネルギーを使って除雪したり、環境に影響を及ぼすかも知れない塩撒きなどをしたくはないのです。冬に平尾台にご用の方は、全員がちゃんと雪路対策をとって通行して頂くよう願っています。Dsc03728_2
Dsc03729_1

 

2007年1月 4日 (木)

珍入者

【2006年12月29日】
 公共施設のたぐいにもれず、年末は28日が御用納め、新年は3日まで定休日。休園日でも趣味で平尾台にきたついでに、パーク外周をひとまわりすることがあります。
Snapshotjpeg
 いました今日も、無断侵入者です。外周は高さ2メートル以上の塀で囲まれていますが、休園日にそれを乗り越えて侵入する人がときどきいます。幼児2人づれの若い父母で、草そり場を目指して来たようです。外から声を掛けると
「すみません、閉まっていたものですからぁ。」
と若いおかあさん。
「で、お子さんと、塀を乗り越えたんですか?」
と聞くと、
「東京から帰省してきて、なかなか来れないものですから。」
と言います。
(だからといって、お子さんの教育上問題では?)
という言葉は飲込んで、
「危ないですよ。」
というと、素直にそろって門から出てくれました。

 しかしたいていはこうスンナリいきません。「休園はけしからん!」とか、「もっといさせろ!」とか、「告知が悪い!」とか一方的に苦言をお聞きしながら、長引くことになります。

 私たちスタッフもできれば年中無休で運営したり、帰省シーズンは開園しておきたいのです。でも色々な制約、限られた費用、人員のなかで、利用者の要望に全ておこたえすることは現実に無理なのです。ごめんなさい。

凧上げ

【2007年1月3日】
 今日も本当は、休園日。出勤してくれる有志を募って、新年凧上げ会。
平尾台は標高500メートル。冬場は気温が低く、風雪も強いので集客施設としてはオフシーズン。どんなイベントをしても、どんなにPRしても入場者動員は至難の業。そんな中、周囲の反対を押し切って、定休日の三賀日のどこかで「凧上げ会」を毎年強行。
 実はこの凧上げ、冬の平尾台でできる、数少ないもよおしのひとつ。風が強く、電柱や立木がなく、寒くても屋外が前提は平尾台にぴったり。毎回人気で500人以上が訪れています。

Dsc03689 今日もみんな手に手に凧を持ってやって来ます。凧愛好会の方たちも招いているので、お昼過ぎには平尾台の空が色々な凧でうまりました。

 平尾台はきれいな風が吹きます。といっても汚染されていないという意味でなく、流線の乱れのない風が吹きます。建物・木立・地形の起伏が多い平地では渦巻いた風になり、凧がなかなかあがりません。平尾台は地上低くでも凧は素直にあがってくれます。お天気もときどき晴れ間ものぞき、凧も高くあがって、好いお正月になったようです。

 凧上げは施設のPRに好い効果もあります。実際来場した1000人弱の背後に約10倍の来るにはいたらずとも興味を持った人々、さらにその10倍の「平尾台で凧上げ」の情報に触れた人々が存在するからです。このあと3月はじめの「野焼き」までみなさんの意識から平尾台は遠く冬籠りしてしまう前の記憶をつなぐワンシーンになって欲しいと思います。

初日の出

【2007年1月1日】
 平尾台は石灰岩のカタマリ。地下に川ができるので、切れ込んだ谷が無く、周囲から比べると何百メートルも空に突き出しています。東側が瀬戸内海と周防灘で山らしい山がありません。また台地全体が草原で樹木がまばら。日の出を見るには絶好の条件です。
 ところが台地上に来る道が狭いこと、交通機関がないこと、大勢が集まったり、駐車できるスペースやトイレや暖をとる施設がありませんでした。そして4年前に私が運営に携わっている「平尾台自然の郷」がオープン。
 初日の出需要におこたえしたいと思っていたのですが、実施するとなると問題フンパツ。規則で12/29から1/3は定休日、スタッフも年末年始特別休暇中。また日の出の時間帯は通常開園時間外なうえに、特別開園に必要な費用がどこからも出てこない。というわけでお役所出身の経営陣から猛反対。スタッフ有志の強い熱意をバックに、やっと実施できたのは開園3年目の2006年から。前回は好天に恵まれ快晴の元旦でした。
 今年2回目の初日イベント、年末からのほぼあきらめムードの天気予報の中でした。それでもほんの一瞬でも雲の切れ間を期待して着々進めた準備が実り、きれいな初日に500名の歓声が挙がりました。
2007hatuhi
8時の閉園後、パーク外の初日観覧ポイントを回って見ました。悲しい想像どおり、お弁当や飲み物、ハンバーガーやティッシュ、使い捨てカイロなどおびただしいゴミが散乱。持参したゴミ袋がパンパンに。
実は「平尾台自然の郷内で初日の出会をする密かな目的」はここにあるのです。心なく自然公園にゴミをポイ捨てする人を少しでも減らしたい!しかし願うようにはならないもので、ゴミもちかえりを呼びかけながら、平尾台自然の郷内で無料で配ったあたたかい飲み物の容器でさえ、郷展望台にいっぱい散乱していました。ちょっとちょっとな一年の始まりでした。

ブログ始め

 私は、北九州郊外の国定公園にある都市公園施設の運営責任者をしています。日々の仕事の中で感じるヨシナシ事やエピソードを、私的な立場で落書きしたいと思います。

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