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2009年10月 5日 (月)

平尾台で迷い人

 昨日、一昨日と週末に秋晴れが続いた。フィールドも自然の郷も多くのゲストで賑わった。秋日が西に傾き高原音楽堂ではフォルクローレコンサートが盛り上がりをみせる頃、携帯構内電話が鳴った。応答すると山での迷い人からだという。
 「若い父母と幼い子、4名が天狗岩からの帰途で迷っている」と言う。詳しく聞取りをすると、朝茶ケ床に車を置き、周防台から天狗岩までの稜線を歩き、天狗岩から中腹づたいに貝殻山-芳ケ谷-目白洞と戻るつもりだった。山で迷ったら尾根に上がり位置と方向を確認しながら進むのが基本だが、小さな子連れで天狗岩から周防台まわりで戻るのは体力的にも大変だろう。また「秋の日はつるべ落とし」で暗くなると山道は危険でもある。
 まず位置の確認。太陽は見えるかに対し、見えるという答え。他に見えるものはと聞くと、太陽に対し左方向に石灰石運搬トンネル、右方向に貝殻山。高度は天狗稜線と千仏谷の中間という。高原音楽堂から天狗岩まで1.6km、双眼鏡があったら。いや肉眼でもその家族をこちらから見つけられるかも。少し歩いてと指示し凝視すると4つの点が動いている。近くに白い立て札があるかと聞くと、植林工事の名板があるという。まちがいない、一向発見。
 そのまま谷底へ下り、渓流沿いの道を太陽に対し右側へのぼれと指示。その道は九州自然歩道で千仏鍾乳洞へ到る。誘導し終えたころ、知り合いのトレールランナーが2名近付いて来た。吹上から天狗までの稜線を走ったらしい。その家族を見たと言う。事情を話すと、じゃあ探してきますと駈けて行った。
 17時半ころ一家を千仏駐車場でパークスタッフが確保、やがてトレールランナも帰還。秋の夕刻のハプニングだった。6000人余入場したパークリセットを終えたころ、周防台の上に大きなまんまるの月が出た。

2009年7月11日 (土)

青龍王720ml、今日から販売

 大理石洞熟成麦焼酎「青龍王」四合瓶を今日から発売した。企画開発の経緯は以前にもかいたので省略するが、下記のページに記事がある。
http://www.kokushikan.ac.jp/tagblocks/ColumnSE/news/List/0000001545.html
 四年前に開始したこの熟成焼酎事業、最初の年は1800ml瓶で、現在4年熟成となる。今回蔵出しした3年熟成と比べてみるのもおもしろい。私はやはり古い方が、豊かな香りとまろやかさでおいしいと思った。
 今日11:00から17:00まで、JR小倉駅近くのコレット地下1階で試飲会をしている。平尾台自然の郷のほか、井筒屋(小倉店・コレット・黒崎店)、無法松酒造などで販売中。2009071112390001

2009年6月26日 (金)

青龍王2006年仕込みの蔵出し

 35度の本格麦焼酎を平尾台の麓の造酒屋で仕込み、平尾台の洞窟で長期貯蔵し、平尾台で販売する計画がスタートして4年になる。2006年仕込み酒を今日蔵出しした。試飲したところ、今回も麦の香ばしさが立ち、かつ35度と思えないまろやかなくちあたりになっている。
 一年に一度の機会なので、プレスリリースして、洞窟蔵にカメラが入った。今日6/26の夕方6:20ころ福岡放送で紹介される。地域ブランドのひとつとして焼酎を通じてカルスト台地「平尾台」の名を広めて行く活動だ。その意図を丁寧に取材していただいたページを紹介する。
http://www.kokushikan.ac.jp/tagblocks/ColumnSE/news/List/0000001545.htmlP1280126P1280109
P1280076

2009年5月30日 (土)

不況下の観光動向

不況でインフルエンザ、平尾台が賑わう
 百年に一度の景気後退、新型インフルエンザの蔓延、非正規雇用の解雇や一時帰休、それに対応してETC1000円、定額給付金、色々な社会現象が交錯する中で、春の行楽シーズンが終わろうとしている。めったにない事態であり、その記録や分析が始っている様で、シンクタンク等からの観光市況の問合せが目立つ。
 今年度に入って4・5月の入場者は15%強多い。飲食や物販の消費単価もわずかだが増加。果たして景気刺激策の効果があったのか? GW中駐車場でのナンバー調査やアンケートによると、昨年と比べ他県ナンバーの割合が少なく、近隣からの来場が多かった。となると、客数増の要因は「小雨」と「安近短」が考えられる。
 天気に恵まれたにもかかわらず、外食産業は売上げ激減、市内の他の有料公園入場数は微減らしく、ETC1000円の吸い出し効果が現れたとも考えられる。今年から入場無料のY公園と、もともと無料の平尾台が客数増というのは、不況感がきわだっている。
 長い連休でお天気も良く、どこかへ出かけたいがETCはついていても燃料費がかかるし、高速は混んでいるし屋内施設の人混みではインフルエンザが心配。じゃあ近場で平尾台へでもいくか!というイメージのゴールデンウィークであったようだ。
ETC効果を取り込むにはコスト必要
 基本的に、福岡北九州圏のような人口集積地では、ETC1000円効果は収支マイナスとなる。来る人数<出る人数、という式になるからだ。逆に人口過疎の有名観光地では収支がプラスになる。 またPRコストも、前者は「低密度広域」に面的なPRを必要とし、後者は「高密度地域にスポット的」PRでも十分効果が得られる。よってひとつの公園ごときではETC客を取り込む活動は手に余る。
 また未だETC1000円は高速道路上とサービスエリアに大きな経済効果を上げているが、インターチェンジより先への波及がよく判っていない。まずそれを調べてみたいと思う。

2009年3月17日 (火)

野焼き反省会

2009年3月14日

 平成20年度平尾台の野焼き反省会があった。委員会役員、委員、行政・消防・警察・自衛隊などが参加し、各方面からかなり意見が出る。委員会だけでは気が付かないようなヒヤリハット事案も報告され、記憶の新しいうちに対策が打ち出され、次年度に活かされる。
 過去に野焼きに従事した消防士数人が犠牲になったという歴史を持つだけに、組織作り・計画準備・事前会議・現地検査・直前会合・実施・反省会・報告など一貫してきっちり行なわれる。反省会後の食事会でも課題や将来についてかなり真剣な雰囲気である。これが平尾台の野焼きを支えているのだなあと毎回感心する。
 と書いていたら、由布岳の野焼きで事故があったようだ。(3/17)地域もそう遠くもないので波及が心配だ。

 平尾台ではまだ草原が緑も濃い9月ころに防火帯を設置することから始る。火入れ区域を囲むように幅20mの草を刈り取り、かき集めて焼却する。時期は草原に延焼しにくいこと、刈り取った後にひこばえしないという微妙なタイミングを見はかる。外周防火帯はだいたい尾根沿い、内周防火帯は民家や森を囲み少し小高い位置につくられる。火が飛び越えない工夫だ。
 また野焼き範囲が国定公園の特別保護地区と重なっており、自然公園法手続きとして事前に綿密な計画書が作成される。県・市・消防・警察・自衛隊・住民・企業・観光施設など関係機関とも早い時期から一堂に会した会議が持たれる。
Img4031727570001 従事人員の確保は平尾台地域だけでなく、山麓の自治連合会を挙げて組織的に行なわれる。地域全体の高齢化も進んではいるが、参加従事者は年代更新も適宜行なわれている。関係機関がそれぞれ役割分担して人員を出す。火入れ90名・消火70名・連絡25名・交通誘導30名・規制10名・見学対応40名・ガイド10名・その他40名などそれぞれ人をあてる。総数は300名を越える。
 当日の実施可否は早朝の気象観測と関係機関代表協議で決まる。火入れ順・担当エリアは事前に現場に区割り票が建てられミスを防止している。また集落に近い火入れラインは、平尾台住民が各班にリーダーとして配置される。
 これだけの体制があるのは事故の歴史の後、野焼きを「公の財産を維持する活動」として位置付け、グラウンドワークとしての取り組みが確立しているからだと思う。各地で野焼きの維持が困難になったり、今回の由布の事故を知って、改めて考えさせられた。

2009年1月16日 (金)

熟成本格麦焼酎「青龍王」の味

 蔵出し、出荷後、青龍王を飲んだ方々から感想が届いている。一番多いのは「おいしい」というものだが、こちらとしてはどうおいしいのか?もう少し詳しく聞きたい。「35度と思えない程、まろやかだ」という意見も多い。
 「喉ごしに甘みを感じる」「あとに香ばしい麦の香りがいっぱい残る」「キでぐいぐい飲めるのですぐ無くなった」というのもある。

 私也の評価をすると、熟成3年で単式・常圧蒸留独特の初口の当りきつさが消え、35℃と思えない柔らかさとなっているのは確かだ。そのおかげで奥から麦の香ばしさや甘さが前に浮かび出て来て、後口に佳い余韻が残る。従来の焼酎と大きく違うのは、飲んでいる部屋に外から入ると、麦の香ばしい香りがプンプンする。
「兼八」という焼酎に似ている、という感想ももらったが、名酒の数多評価文が実感と一致していて、それも嬉しかった。

 実は3年間一番の心配事は、青龍王がどう変化するかだった。香り成分を全部取り出す、1気圧/100度で単式蒸留している。原酒を試飲したら、それは香りもコクも個性の強いものだった。前ログの3)と4)の支援のため、地元の方々が地域/企業をあげ、3年後を信用し、オーナーになっていただいた。おかげで寝かせる資金を軽減できた。そしてそのお礼は、味でしかお返しできない。

 期待通りに熟成がすすみ、貯蔵責任者として胸をなでおろしている。今度は販路だ。仕上がりには目処がついたので、初年度分の残り、その後毎年蔵入れしているものに、お客さまを見つけねばならない。この旨さなら一度味わった人が、また注文してくれますよ、と励ましの言葉はいただいているが・・・・。

 ただそうは言ってもまだ3年なので、麹臭とアルコール臭が少し残っている。個人的には残りを全部自分で買い占め、もう2年は蔵に置いて、5年解禁にしたかったと思っている。

熟成本格麦焼酎「青龍王」蔵出し その後

 昨年末の12月10日に、熟成本格麦焼酎「青龍王」の蔵出しをした。新しい地域プランドとしてニュースリリースをしたところ、新聞3紙とTV2局、ラジオ2局に取材を受けた。蔵が鉱山区域にあるため手続き上、希望いただいた全てのメディアに洞窟に入ってもらうことができず、心苦しかった。
R0110858 いったん酒屋の蔵に戻し瓶洗浄・ラベル張りを行い、受け出して番号毎にオーナーあてに荷造りし配送作業を行った。作業場はお歳暮シーズンの百貨店みたいな様相になった。

P1170046
 3年越しの計画なので、本当に順調に進んだが、実は大変複雑な仕組みの上に成り立っているのが、この「大理石洞窟長期熟成本格麦焼酎」なのだ。
1)酒を寝かせるとは、お金を寝かせること
2)貯蔵は鉱山法・同保安法・酒税法の難関
3)3年間、顧客を待たせること
4)熟成に成功するかは賭け
5)蔵出し後の販路
 造り酒屋は資金を回転したいので、そうそう大量の原酒を寝かせられない。問屋や小売りは保税庫を出て高い税の乗っかった課税酒をお蔵入りさせられない。醸造元→洞窟で酒が動く度に3つの法律が絡んでくる。平尾台の場合は、地域・酒造・鉱山・公園・行政の役割分担がグラウンドワークの土壌のおかげで整った。
 常圧単式蒸留酒は熟成させると美味しいのはわかっているが、あまり例がないのは、そういう事情がある。(狭聞だが、醸造組合で熟成のため保税庫を持っている例がある)

2009年1月12日 (月)

とるぱ;平尾台センター駐車場

謎の標識
 数年前、平尾台の茶ケ床の柵に、カメラマークのサインが付いた。Imgp1032あれは何? そImgp1026Imgp1034のうち県道28号の観察センターをはさんで、南北300mの地点に、カメラマーク付き駐車場の標識に気が付いた。道路標識なので公的なものなのだろう。駐車場マークとカメラの図案で、何となく景観のよいポイントを教えていることはわかる。しかし茶ケ床にあるカメラポイントとの距離表示が合わない。
 そして昨日、ネットのホームページでその意味が判った。
http://torupa.jp/index.html
「とるぱ」という事業のようだ。撮るパーキング・・・を略しているという。国土交通省が平成17年頃から進めており、九州地区はその先駆けで、平尾台はモデルケースで整備されたらしい。センター駐車場を良く探すと、とるぱの説明板があった。Imgp1028Imgp1029

 とるぱは全国に500箇所ほどあり、ランキングもつけられている。平尾台は九州地区で堂々の第一位。全国でも五位だったようだ。意外と云うかすごい。九州地区にはやまなみや雲仙・阿蘇・宮崎など名だたる名所も多いと云うのに。ひょっとすると整備の歴史が古いから?いずれにしてもこのランキングを守りたいものだ。みなさん投票をお願いします。
http://torupa.jp/tools/showRecord.php?yMonth=9999999&aCode=9&tNum=

■とるぱホームページより引用
「とるぱ」とは
安全な駐車場と、そこから歩いていける撮影スポットのセットです。
みなさんから、とるぱ情報を投稿していただき、ホームページ等で紹介しながら地域の活性化につなげていくものです。
とるぱの情報提供を行うことにより、迷惑駐車や迷走運転の防止、これにともなう渋滞・交通事故の減少も期待されます。

「とるぱ」には
「とるぱ」には、駐車場の位置を案内するためのとるぱ標識、駐車場から撮影スポットまでを案内する案内板、撮影場所を案内するフォトスポット標示を整備します。
「とるぱ」マークの標識を見つけたら、近くのとるぱ駐車場に車を停めて、カメラ片手に撮影スポットまで歩いて行ってみませんか。きっと美しい風景を撮影することができます。
採用されたとるぱの中から、随時、標識類を整備していきます。

2008年5月12日 (月)

おしりかじり虫

 九州に来て11年になる。ずっと意味をまちがって聞いていた方言に今日気付いた。「カジル」という言葉である。いままで「猫に手をカジられた。」というような話を、猫が手を噛んだ・・・という意味に取っていた。
 今日、「ヒトに首を8cmもカジラレタ!」という話があったので、すわっまたまた凄惨な事件発生かと思ったら、被害者はピンピンしていると言うし、よくよく聞いてみると、北部九州では「カジラレル」は「引っ掻かれる」の意らしい。
 じゃあカツオブシを猫にカジラレル・・・の意味は?と聞くと「噛まれる」の解釈だという。徹底的?ヒアリングによると平尾台スタッフのカジルは「噛む」と「引っ掻く」の両方の意味があり、主語と目的語で区別するらしい。イヌ+骨=噛む、ネコ+手=引っ掻く、ネズミ+タンス=噛む、ネコ+タンス=引っ掻く、ネコ+鰹節=噛む、ヒト+ヒト=引っ掻く、といった具合に。では、虫+お尻=?。北九州ではあのNHK発祥の歌を、お尻引っ掻き虫と思っている人が相当数いるのではと思う。
 私の田舎(丹波)では、「野をかじき畑にする」「鍬で草をかじく」というようにカジクまたはカジクルに耕すとか引っ掻くとか使っていたように思う。九州ではクがルに変化したのかも知れない。

2007年12月 1日 (土)

平尾百仏

 平尾台の玄関口「吹上峠」の東側のドリーネ越えに、石灰岩がかたまって露出しエノキやグミが茂みになっている。そこに約70体の石仏がまとまって祭ってある。平尾台にはもともとおよそ100体の石仏があり、四国八十八箇所のような霊場めぐりのミニチュア版があった。
Dsc03790 当時の吹上峠には13体の石仏があり、他は羊群原や散策道沿いや洞窟に置かれていた。沿道は寄進者たちが草刈し整備していた。平尾台の中心部が1952年に文化財指定され、1972年に国定公園特別保護地域になり公有地化の流れの中、点在していた石仏は吹上峠に集められた。いまでも所々のピナクルに石仏の台座や花台の跡が残る。
 刻まれた文字によると、古い物は文暦元年(1234)とあり、新しくは昭和のものもある。いろいろな信仰が寄り集まったようす。県道からも、登山道からも離れていて、一般観光者はほとんど立ち寄らず、静かに時間が止まったような空間である。