おしりかじり虫
九州に来て11年になる。ずっと意味をまちがって聞いていた方言に今日気付いた。「カジル」という言葉である。いままで「猫に手をカジられた。」というような話を、猫が手を噛んだ・・・という意味に取っていた。
今日、「ヒトに首を8cmもカジラレタ!」という話があったので、すわっまたまた凄惨な事件発生かと思ったら、被害者はピンピンしていると言うし、よくよく聞いてみると、北部九州では「カジラレル」は「引っ掻かれる」の意らしい。
じゃあカツオブシを猫にカジラレル・・・の意味は?と聞くと「噛まれる」の解釈だという。徹底的?ヒアリングによると平尾台スタッフのカジルは「噛む」と「引っ掻く」の両方の意味があり、主語と目的語で区別するらしい。イヌ+骨=噛む、ネコ+手=引っ掻く、ネズミ+タンス=噛む、ネコ+タンス=引っ掻く、ネコ+鰹節=噛む、ヒト+ヒト=引っ掻く、といった具合に。では、虫+お尻=?。北九州ではあのNHK発祥の歌を、お尻引っ掻き虫と思っている人が相当数いるのではと思う。
私の田舎(丹波)では、「野をかじき畑にする」「鍬で草をかじく」というようにカジクまたはカジクルに耕すとか引っ掻くとか使っていたように思う。九州ではクがルに変化したのかも知れない。

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