2008年10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

ブログ:ココログ

2008年5月12日 (月)

おしりかじり虫

 九州に来て11年になる。ずっと意味をまちがって聞いていた方言に今日気付いた。「カジル」という言葉である。いままで「猫に手をカジられた。」というような話を、猫が手を噛んだ・・・という意味に取っていた。
 今日、「ヒトに首を8cmもカジラレタ!」という話があったので、すわっまたまた凄惨な事件発生かと思ったら、被害者はピンピンしていると言うし、よくよく聞いてみると、北部九州では「カジラレル」は「引っ掻かれる」の意らしい。
 じゃあカツオブシを猫にカジラレル・・・の意味は?と聞くと「噛まれる」の解釈だという。徹底的?ヒアリングによると平尾台スタッフのカジルは「噛む」と「引っ掻く」の両方の意味があり、主語と目的語で区別するらしい。イヌ+骨=噛む、ネコ+手=引っ掻く、ネズミ+タンス=噛む、ネコ+タンス=引っ掻く、ネコ+鰹節=噛む、ヒト+ヒト=引っ掻く、といった具合に。では、虫+お尻=?。北九州ではあのNHK発祥の歌を、お尻引っ掻き虫と思っている人が相当数いるのではと思う。
 私の田舎(丹波)では、「野をかじき畑にする」「鍬で草をかじく」というようにカジクまたはカジクルに耕すとか引っ掻くとか使っていたように思う。九州ではクがルに変化したのかも知れない。

2007年12月 1日 (土)

平尾百仏

 平尾台の玄関口「吹上峠」の東側のドリーネ越えに、石灰岩がかたまって露出しエノキやグミが茂みになっている。そこに約70体の石仏がまとまって祭ってある。平尾台にはもともとおよそ100体の石仏があり、四国八十八箇所のような霊場めぐりのミニチュア版があった。
Dsc03790 当時の吹上峠には13体の石仏があり、他は羊群原や散策道沿いや洞窟に置かれていた。沿道は寄進者たちが草刈し整備していた。平尾台の中心部が1952年に文化財指定され、1972年に国定公園特別保護地域になり公有地化の流れの中、点在していた石仏は吹上峠に集められた。いまでも所々のピナクルに石仏の台座や花台の跡が残る。
 刻まれた文字によると、古い物は文暦元年(1234)とあり、新しくは昭和のものもある。いろいろな信仰が寄り集まったようす。県道からも、登山道からも離れていて、一般観光者はほとんど立ち寄らず、静かに時間が止まったような空間である。