8月2日(木)
台風5号が接近し、暴風警報発令中の中、佐賀総体会場でテントが吹き飛び、全国ニュースになっていた。アメダスの記録では、当時正午ころから佐賀市内では風速10m/s(10分平均)近い風が吹いていた。ニュース映像では、4張のうち3張は脚を折り屋根を下げていたが、建てたままだった1基が突風で一気に飛び、グラウンドを転がった。ヒトゴトではなく見ていてゾッとした。
同日平尾台では、午前10時ころから平均風速が5m/sを超え始め、ときおり10m/sの突風が吹き始めた。台風の接近速度から、14時で臨時閉園することを決定。13時頃から平均風速7m/s、最大瞬間風速は15m/s、14時頃から降雨が始った。
さてテントはどれくらいの風に耐えるのか? 平尾台では瞬間風速が10m/s(平均風速5m/s)になると危険と考えまず脚を折って低くする。平均風速が継続または増加する傾向であれば、幕を外してたたむようにしている。
件の佐賀総体の状況はというと、13時には佐賀市内のアメダスは10m/sの平均風速を記録しているから、瞬間的には20m/sの風が吹き出していたと推定できる。危険を感じ大半のテントは幕を付けたまま低くした。そして1時間後の14時ころ残っていた建てたままのテントが吹き飛び、本部役員2人が負傷した。ニュースでの関係者の論調は「あんな風でテントが飛ぶのはしょうがない。アンラッキーだった。」というものだった。
ここから学べる教訓はないだろうか?
大会本部は暴風警報を知らなかったという。でも台風5号の情報と会場で風の強さは肌で感じていただろう。またその風は、時間とともに強まって行くだろうことも。突風率というのがあって普通「2」を採る。平均毎秒5mの風なら時折倍の10mの風が吹き、平均10mなら20mとなる。事故はこの瞬間風速によって牽き起こる。また建物や木の陰は風が弱いが、競技場など広い場所ではそのままの風が吹く。まただ円形の空間では長軸方向の風は強い。運営者はそういった安全配慮を欠いてはならないと思う。
「台風が接近し、暴風警報が出ていて、平均風速10m/sが1時間継続しているのに、テントを建てたままにしていたら、吹き飛ぶのは当たり前。選手や観客など人が集中していなかったこと、負傷が本部役員だけだったのは、ラッキーだった。」というべきだろう。
昨日8/3は、やはり佐賀総体会場近くで、竜巻きが発生したようだ。去っても台風の影響で15時頃でも平均6m/sの風だったようだ。そのニュース映像でもテントは建っており、激しく煽られていたのが気になった。
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