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2009年7月22日 (水)

平尾台日食 各コーナー

 7.22日食で、こんなコーナーが人気だった。
1)展望台 てすりのパイプに、共有遮光板固定
2)人工木漏れ日 厚紙にピンホール模様
3)アマチュアカメラマンコーナー
4)日食解説パネル
5)遮光板付き天体望遠鏡
6)ニッショクランチの1品
7)手鏡でスクリーンに投影
8)ライブ影像を大きなモニター表示
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意外だったこと
1)共有物なのに持ち去られ続出
2)一番の人だかり
3)雰囲気満天
4)こどもだかり(自由研究?)
5)専門的
6)一応挑戦?
7)手軽で不思議
8)日食とツーショット

 写真を整理して気が付いた。私のカメラに天を写したコマが1つもない。日食ではなく人の様子ばかり気にしていた現れだ。
 もうひとつ。午前10時に25度(35度)だった気温が11時半に23度(24度)まで低下。カッコ内は日射も含めた体感気温だが、再び体感気温34度に戻ったのは正午過ぎ。何とその下がり幅10度。北風が入ったこともあり、その後も涼しい一日になっている。太陽の影響力はスゴイ。

平尾台で日食が見えた

 昨日(7/21)、突然天気予報が変わった。北部九州は朝から晴れ、ばっちり日食が見えるという。これは大変だ。22日は開園前からゲストがどっと押し寄せる。
 幸い7/21は休園日。午後から平尾台にのぼり、展望台の草刈、共有遮光板の準備のほか、サイン表示をおこなった。しかし、16時ころからどしゃぶりになった。
 今朝(7/22)、4時起きして空を見上げると、雲は薄い。天気予報も昼前から晴れとなっている。5時に平尾台着。参加(遮光板配布)受付所、展望台をセット。オペカレの入場予測を500人から1500人に変更。臨時駐車場の準備も指示。
 7時頃までは静かだったが、8時になってフィールド全体に人々が迫って来る気配がし始めた。開園前、500人がゲートに並んだ。ゴールデンウィークでもたまにしかないことだ。それからは、無我夢中であちこちのコーナーボランティアに段取りを引き継ぎ、調整に飛び回った。ふと我に帰ると既に12時半だった。
 というわけで、パークマン1号は「世紀のひたすらせわしい半日」だった。アメダスを見ると、九州でも観測出来た地域はわずか。北九州でも平尾台は最高の条件だったようだ。

2009年7月20日 (月)

7.22日食、平尾台のお天気

 プレゼント用の遮光板、ピンホールボックス、手鏡とスクリーン、NDフィルター付きのビデオカメラとモニター、ボランティアの手配は出来た。新聞3紙にイベントの紹介記事も載ったし、当日報道2社の取材申し込みも受けた。さあ後はお天気次第。
 予報を見ると、22日は梅雨前線が南にあり、九州は北部の方が雲が薄いようだ。それに22日の午前は西風の模様。平尾台は東風は雨雲が掛かるが、西風なら晴れ間ものぞくという俗説がある。日食観察に期待が持てるぅ?

2009年4月20日 (月)

登窯でモニュメントを焼成

 パークの中に「登窯」がある。土台と上屋は公園の建設工事で、窯はボランティアで築造したものだ。作品を募集して、この登窯で焼くイベントを目論んだが、思うように温度が上がらず、改良と試験焼成を繰り返して来た。
 一方でパークの陶芸教室で信楽の陶土を使っていたが、あるとき「テラコッタ」という土を見つけた。低温で焼き締めができるので、平尾台登窯でも焼成でき、何回かテストしようということになった。パーク内の花壇に、子供たちが喜ぶようなモニュメントを作ることにした。
 今回がモニュメント焼成の2回目だったが、杉や雑木のマキでもすんなり1200度まで上がり、セットした1250度のゼーゲルコーンも倒れた。善かったには善かったのだが、モニュメントがテラテラした濃い色に仕上がり、恐い雰囲気になったのはうれしい誤算だった。R0111192R0111197R0111201R0111588R0111593
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2009年3月11日 (水)

野焼き完了

2009年3月8日(日)

 午後3時半予定より少し早く、計画エリアの火入れと鎮火を確認し、野焼きは完了した。地元消防団を残し、委員会本部・消防本部も解かれ下山。再び台上に静寂が戻った。
 今年は末黒とまでは云えないかも知れない。桶ケ辻から天狗岩を残したこと、昨夏の高温気象でオオブタクサや根笹が異常成長し、火に耐え燃え残ってしまったせいだ。地球温暖化は野焼きの結果にも微妙な影響を与えて行くかも知れない。
 野焼き後は、夜の平尾台は一層暗い。北国に雪明かりがあるように、真冬の平尾台には「枯れ野明かり」がある。街灯はないが月の光を反射する冬枯れの草原が台上全体を薄明るく照らし出す。野焼き日の夜、茶ケ床に立つとあまりに暗いので、初めてそれと気付く。Photo

2009年3月 6日 (金)

野焼き2日前

 あさって3月8日は、平尾台の野焼きだ。当日だけでなく、数日前からのお天気が実施の可否にきいてくる。
 3日前、つまり昨日は日中の濃霧、夕方から今朝まで17mmの降雨があった。この時点では草原はびしょ濡れ、火を入れても燃え広がらない。
 今日午前、雨が上がるとともに平均8m/sほどの北西風が吹き始めた。気温は湿度とともに下がり、7度/65%、霧も消え空も晴れた。今日一日やや強い風が吹き続ける。そして明日7日は曇ときどき晴れ。当日8日未明までは降水の予報はない。そのまま経過すれば、3月8日の野焼きはGOだろう。Rimg0005

2009年2月20日 (金)

野焼き見学

 日本のカルスト台地では、春先に草原に火入れして焼き払う。秋吉台では山焼き、平尾台では野焼きという。地下の石灰岩から地表に石塔のように突き出したもの=ピナクルが樹木に覆われてしまわないように保つ効果がある。平尾台では火入れ区域とそうでないところは一見して分る。羊群原と平尾の森がそれだ。
 草原の火入れは、奈良の若草山や秋吉台のように、観光化されている。わざわざ夜に火入れして幻想的な景観を演出するところもある。平尾台は一般の見学ができるようになったのは、平尾台自然の郷がオープンする2003年からだ。それ以前は当日交通規制前にたまたま現地の安全な所にいた人だけが見学できた。数にして数十人程度だったと思う。基本的には一般人を区域から排除して実施されていた。
Photo 野焼きは主に平尾台の北東側の台地(天然記念物指定区域)が対象。平尾台自然の郷は谷(平尾盆地)を挟んで、南西側台地の中腹に位置する。遠景でパノラマ状に野焼きが見渡せる。駐車場も1000台分以上あり、トイレや飲食施設も整っている。もちろん安全も確保できる。諸条件がそろい、野焼き見学が開始されてから、今回が7回目となる。
 実施日の前後が暖かく好天になると、ゴールデンウィーク並6000人の入場を記録する事もある。今日発表された1ケ月予報によると、2月末から3月上旬は暖かみたいだ。恒例の茶ケ床園地での特別見学会も定員の5倍の申し込みが来ている。3月8日のお天気いかんでは、フリーの一般見学会にも多くの入場者が予想される。

2009年2月16日 (月)

2009年2月14日ふゆはなび当日

Rimg0006 前日、吹き荒れた「春一番」。13日23:30頃、28m/sの最大風速を記録し、14日の朝にはぴたりと収まった。10時頃から晴れ間に陽光が射し、14時には最高気温15℃まで上昇。願っても無い気候のもと準備は進んだ。
Rimg0015 15:30、ゲートであったかプレゼント開始、既に500人以上の列ができていた。16:00、豚汁・石窯パン・シュークリーム・缶コーヒー・ココアのプレゼント開始。パンとシューは30分で、他も1時間で完払。総延べ5000コ準備したプレゼントだったが、あっという間だった。
Rimg0020 ステージ上の、「ミスターブンブン」のパフォーマンス、「ながたリエ」のコンサートを観るゲストたち。中には冬の台地に似つかわしくない程の薄着もいたりする。もっとも悲惨だったのは、ステージ上の、お楽しみ抽選会の選者二人。舞台上にも「焚火コーナー」が必要だった。
Dsc00888 下調べの日より晴天で薄暮が長く、予定の5分遅れで花火開始。なつはなびと異なった演出に、毎年観たいという声も多かった。しかし真冬の真ん中、こんな好条件が重なったのは「奇跡」のようなものである。

 ふゆはなびスタートの18:30近くなっての入場も多かった。15:30以前の入場1500人に対し、以降の入場が5000人。ふゆはなびの集客効果は目を見張るものがあった。また当日だけではなく、この2月に入って暖かい日が続いたことと、ふゆはなびPR効果で、週末のゲスト数が倍増している。オープン以来2月一ヶ月のゲスト数は、9638〜3976人だが、今年は2月15日までで15000人、シーズンオフでは記録更新だ。
 どんなふうに楽しんでもらったかがとても気になり、関連ブログを探してはよんでいる。
http://plaza.rakuten.co.jp/irohanipotato/diary/200902150000/
http://dokuritujiei.seesaa.net/article/114282285.html
http://blog.goo.ne.jp/hutosi_2006/e/6bdbf0ffc2b8d5a23fb112e6174bfcbe
http://natureclover.yoka-yoka.jp/e195363.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hryjt882/23427985.html
http://blog.livedoor.jp/saori238/archives/51504566.html
http://blog.goo.ne.jp/hsas7172316ysms/e/cb938c357473c886c8c0e0a0cb036522
http://blogs.yahoo.co.jp/ojimizukomamizu/10381711.html
http://blogs.yahoo.co.jp/takahashisumire/10245216.html
http://ameblo.jp/05276328/entry-10206906314.html
http://ameblo.jp/naxxkaxxloveday/entry-10206656316.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4710333.html
 この記事の中の、「花火が上がったら、チョコ渡すつもり」というのがほのぼのしている。お天気に恵まれ花火も打ち上げられて良かった。無事渡せたかな?

2009年2月13日 (金)

平尾台冬花火前日の春一番

 明日はいよいよ、バレンタインデイ。今日が平尾台ふゆはなびの前日だ。昨夕は点火予定時間までスタッフがパークに残り、明るさを確かめた。
 明日の北九州での日没は18:00。パークの標高と平尾台西の稜線を計算に入れて、会場では17:00頃に太陽は沈む。夕空が30分、薄暮が約1時間、ちょうど18:30に好い暗さに暮れた。気温8度、風速3m毎秒。体感気温5度で当日の予想とほぼ同条件。この時季としてはずいぶん暖かいのだが、一般客にはかなり寒いはず。
 予報と云えば、週間予報は随分変わった。「雨」→「雨のち曇」→「晴れのち曇」→「晴れ」なのでこのまま行って欲しい。今、10m以上の南風が吹いていて、夕方には雨も降るが、日付けの変わるころどちらもおさまるハズ。
 ところで、ふゆはなび・・・といっても、今回は打ち上げ花火ではない。仕掛け花火や吹き出し花火・音楽・レーザ光線を組み合わせたショーである。よってパーク内に入場しないと見えない。夏の観光祭の打ち上げ地点とも別場所なので、リピータは要注意。

スケジュール
16:00 イベント開始
プレゼント
 チョコドーナッツ・豚汁・飲み物・石窯パン・シュークリーム・あったかグッズ
フォトコーナー
抽選会
イベント
 ながたりえコンサート・ミスターブンブン
18:30 ふゆはなび
閉園

2009年2月 9日 (月)

冬花火の準備

 この週末のバレンタインデイに予定されている「音と光のふゆはなび」が5日後に迫って来た。用意したチラシが飛ぶようにハケているので、関心を持たれているようだ。
 お天気が気になるところだ。2/6に出された週間予報では、最高気温15℃くもり一時雨だ。週間予報で後半の日にちは、気温予想は確度が高いが、空模様は低い。だから少なくとも暖かい日になることは確からしい。2/8時点での予報は、
13日(金);くもり時々雨
14日(土);雨のちくもり
15日(日);晴れのちくもり
という予報だから、当日14日の夕方のお天気は回復傾向で、雨は落ちていないと期待出来る。まずまずだ。

元祖「♡平尾台愛物語♡」
Dsc06467 今回のイベントは「平尾台愛物語」という副題が付いている。そのフレーズを聞いて頭に浮かんだのが九州自然歩道のクラハズシ附近にある「キス岩(キス石or接吻岩)」だ。平尾台の羊群原で、辺り憚る事無く、毎日毎時毎分毎秒、寄り添っているカップルだ。2月14日にふゆはなびに来る前に、その姿を見て来て欲しい。写真のキス岩以外にも平尾台では数組のカップル岩が確認されている。詳しい場所は「平尾台自然観察センター」で聞き出そう。

2009年2月 2日 (月)

平尾台野焼き2009

 今日、平尾台野焼き連絡調整会議があった。今年は3月8日(日)に行なわれる平尾台の野焼きの関係者が一同に会する会議だ。行政(県・市・区)・自衛隊・警察・消防・教育委員会・観光施設・地域および実行委員会がそのメンバーだ。当日動員される人員は300名にもなる。
 われわれは一般者の見学を担当する。茶ヶ床園地での「特別見学会」と、自然の郷での「一般見学会」を行なう。毎年かなり遠方からのお客さまもあり、多い時は5000人を超えることもある。立場や役割は違うが、安全第一は共通の合い言葉である。Rimg0029Rimg0024Rimg0022
 今年は例年と違う点がある。1つは北九州市の消防ヘリが点検中。2つは桶ヶ辻から天狗岩の50haには火を入れない。3つは茶ヶ床園地が工事中のため、特別見学会の募集定員が100名で延期なし。4つは自然の郷の臨時駐車場は一般利用可能に。などだ。要するに平尾台自然の郷内から、ゆっくり・のんびり・しずかに見る年になりそうだ。
 なお特別見学会(3/8限り)の申し込みは、2月20日までに往復葉書で
http://www.hiraodai.jp/sato/event

2009年1月31日 (土)

平尾台で日蝕 2009.7.22

 年度末のいま、来年度のイベントをアレコレ考えている。そのひとつに「日食」がある。2009年7月22日の、トカラ皆既日食だ。日本での皆既日食は1963年の北海道以来で、46年ぶり。
 皆既帯はインド西部から中国(武漢→上海)を横切り、トカラ列島・小笠原・硫黄島を通っていく。平尾台では部分日食であるが、食分87%なので幻想的な風景になると思う。平尾台でのデータを計算してみた。

時刻 イベント  方位 高度
05:05 月の出  64度
05:17 日の出  64度
09:38 食開始  99度 50度
10:57 食最大  118度 66度
12:19 食終了  176度 76度
19:28 日の入  296度
19:36 月の入  293度

 その日、月より12分間おそく水平線を出る太陽は、9時半過ぎにわずか左にずれて月に追い付き、11時前におり重なる。9割ほど月の向こうに太陽が隠れる。その後、月を追い越し正午過ぎに抜き去る。
 なにも平尾台に登らずとも日食は見える。しかし空の広いところで、その瞬間の地上の様子も合わせて見るのも格別に違いない。

2009年1月30日 (金)

平尾台で冬花火

 冬の平尾台は人気(ひとけ)がない。標高500mの台地は想像するより気候も厳しい。12月から翌2月までは、パークも極端な閑散期。この期間である程度のゲストを期待出来るのは、「元旦初日の出」「三賀日中の凧上げ会」と、「雪が積もった青天の日曜日」くらいだ。しかしいずれも天候に大きく影響される。特にこの冬は11月末の雪以来、週末にお天気が崩れ、平年と比べて6割ダウンである。
 景気も下向き、気温も低調、そこでいっちょうハデに、冬に花火をしようということになった。まず元旦の日の出前の案が出た。年越しのカウントダウン花火はよくある。日の出花火はめずらしい・・・・とアイデアは良かったが、天候に左右されるということで却下されてしまった。その頃ふたつめの案がやってきた。それがバレンタインデイの夜にというものだった。
Rimg0015 2月14日は1月1日より冬の真ん中で、寒さのピークだ。過去の記録でも雪が降った年も多い。しかし雪国でも冬花火の例は多く、敢えて悪条件下でイベントを計画するのも果敢でステキだ。アクセス対策、実行/中止の判断、広報活動などはいつも以上に念入りに検討。というわけで計画はチャクチャク進んでいる。
 なお♡平尾台愛物語♡は、2009年2月14日 16時から開催する。
http://www.hiraodai.jp/sato

2009年1月26日 (月)

平尾台でカマクラ

Rimg0005Rimg0007090126_142313 今日も朝から雪模様。平地では雨だが標高350mできっぱり雪に変わる。昨日は日曜日で雪めあてのゲストも多く、こ〜んなかわいいモニュメントがパークのあちこちにできあがった。
 今日はスタッフのみんなで大きなかまくらをつくった。製作に加わったアラ7たちも初めての体験のようで、楽しそうだ。完成した15時頃、小雪から小雨に変わった。

2009年1月22日 (木)

セグウェイ ナンバー取得の考察

 台湾製4輪バギー(ATV)や、フル電動リカンベント、ついには中華貨物トライクの公道利用(合法)などの手続きをお願いしているカラスさんと、セグウェイのナンバー登録について雑談した。

 まず保安装置(前照灯・ブレーキランプ・ウィンカー・ミラー)

■カラスさんの意見

 ゴルフ場が使う仕様の分や工場・物流向けには、両タイヤの上に小さなブラケットを付けて、片側にゴルフバッグを載せるキャリヤーもある。これにウィンカーとストップランプは、付きます。
 ウィンカーのスイッチは、ハンドルに。 ストップランプのスイッチは、本体に減速の状態を感知するところからいただき。 ハンドルには、ヘッドライトも。警備会社や警察仕様には、LEDのテールランプ付きも有ります。

■私の意見

 セグウェイは舵やアクセル、ブレーキが隠されていて、操作が感覚的にできるところがミソ。だからスイッチを使うような意識的なものであってほしくない。減速したらブレーキランプ、曲がろうとしたらそちら側のウィンカーが自動点滅、静止したらハザード、後退したらバックランプ自動点灯というようにあってほしい。また表示灯も別々でなく、一体化して色や形の変化で意味が伝わるとか。立って搭乗するのだし、ミラーのことも考え、ヘルメットかバックパックにしてはどうか?

 自動車区分

■カラスさんの意見

 1000Whのモーター、2輪というところで、「第2種原動機付き自転車」、ピンクナンバーってとこ。でも1軸しかないので、1輪車かも。

■私の意見

 ナンバーにあわないし、座席も無いし、歩道を走るってことで「歩行補助具」。

 1輪車や座席がなく、日本では車両の区分を決めるカテゴリーに入らないとして、車両としての取扱がされていない。いわば電動遊具であり、歩道や車道では使えない。ネット上でも登録奮闘記があるが、どれも途中で絶筆?している。
 ちなみに無免許・無登録でシャッチガ公道走破すると、道路交通法で無免許運転(自動二輪)と自賠責保険未加入、道路運送車両法で整備不良、地方税法で納税義務違反等で処分されることになる。

2009年1月18日 (日)

セグウェイの試乗

 セグウェイを試乗してきた。平尾台自然の郷が広大なので、管理・アトラクション・イベントなどに使えないかと提案を受けたからだ。セグウェイというと、小泉元首相がブッシュ大統領から贈られ、楽しそうに乗り回していたアレだ。
01 リチウム電池で巡航速度20km/h弱で1時間走れる未来型パーソナルトランスポータ。とにかくおもしろい。舵/アクセル/ブレーキ/座席がない。左右1対の車輪に渡した床にまっすぐ立ち、体の重心を前後左右に動かして運転する。足を左右揃えたまま駆けている感じだ。あるいは緩斜面でスキーのパラレルターンをする要領だ。慣れるとスラロームやターン、スライドストップもすぐできる。
 メカニズム的にもおもしろい。供給側は「人を運ぶロボット」と云っているが、その通りだと思う.自律機能を持っている。二足歩行ロボットやロケット姿勢制御の仕組みに使われている「倒立振子」の台車に人が振子として乗るような感じだ。人が前に傾けば前に動き、後ろに傾けばバックする。左右の重心変化は操舵に使われている。ジャイロ/加速度計/重心センサー/サーボモータなど宇宙ロケット並のメカニズムなので、1台100万円ほどの価格である。
02 乗り物としての能力は、最高速度20km/h、1充電40km、モータ出力1000whくらいなので、我が愛車「電動リカンベント」ATV50並み。モータ出力から第2種原付のカテゴリーだがブレーキや灯火保安装置がなく、公道ナンバー登録は無理のようだ。

 というわけでこのセグウェイ、とってもおもしろいのだが、価格が高く公道も走れない。どんな使い方だできるだろうか? 試乗会に施設名入りのジャケットを着て行ったので、他の参加者の間から「平尾台で乗ってみたい!」とシュプレヒコールが巻き起こっていた。

 もし平尾台で使うとしたら、ひとつは国定公園地区のガイドツアーだ。もちろん一応車両だし、草原には入らないで舗装路つたいのクルージング。千仏鍾乳洞のあの急坂も上れるパワーがありそうだし。ただナンバー登録の壁がある。
 ふたつめは、芝生の上でのスラロームだ。平坦な芝生の上で、スキーの回転競技に似たゲームができそうだ。あとは熟練者によるフィギュアショーや走行しながらのジャグリングもおもしろいかも。

2009年1月 5日 (月)

2009年の幕開けは凧上げ会

 平尾台自然の郷の新年は「凧上げ」で始る。2009年は1月4日の日曜日が新年オープン初日となった。
Dscf3050 全国各地に凧上げの名所がある。海岸・田園・河川敷などが利用される。北九州にはこれといって凧上げの名所がない。樹木が少ない草原・電線やビルがない・風が強い・駐車スペースがある・などの条件が揃っているので、平尾台をそうできないかと思っている。
 寒風の中で駆け回る子供の姿・・・いにしえのお正月風景だったが、いまはあまり見掛けない。寒空に戸外でまとまった時間を過ごすには「凧上げ」は格好の遊び。各地の有名どころでは、大きなものや、凧合戦、あるいはコンテストで集客している。平尾台では一般ゲスト自らが凧上げに興じてもらいたい。
Dsc04358 キャッチボールやバドミントンが対面型のコミュニケーションなら、凧上げは寄り添い型のコミュニケーションだ。1月4日の平尾台は、親子・カップルなど凧糸を片手に寄り添うゲストでいっぱいになった。

2009年1月 2日 (金)

2009初日の出in平尾台

今年(2009年)の平尾台初日の出は見えなかった。とはいえ、パ
ークマンたちはは好天時以上の苦労をする。その模様をスタッフメ
ールから。(赤文字表記部)

■パークマン1号出勤(0時)
 0時現在、気温0℃、風速3m/s、曇ときどき小雪(積雪なし)
ときおり小雪が舞う程度で、路面に雪や凍結はありません。
星も見えており、いまのところ、初日の出の開園は実施予定です。

・・・・この時点では雪も風花ていど、予報も曇。天気予報と首
っ引きになる。中止する最終リミット。小倉側と行橋側に中止を
掲示し、スタッフに足留め連絡する・・・のだが。

■パークマン2号出勤(3時)
 2号の情報ではもう既に多くの初日ゲスト台上に登っている。
パークに入った車はコントロールできるが、外のフィールドで
初日を見る人々の帰途もふくめ、雪の降り出しに備え、路面凍
結防止処理してあげなければならぬ。
 4時現在、気温0℃、風速10m/s、曇ときどき小雪(積雪2cm)
ときおり小雪が舞う程度です。うっすら路面に雪や凍結があります。
これから融雪剤を散布し、初日の出にあわせ5時より開園予定です。
空は曇っており、7時20分ころの日の出が見られるかは不明です。


■パークマン活動開始(4時)
・・・・パークマン3人は、凍結防止剤散布。パークマン4名はオ
ープン準備にかかる。
 6時現在、気温ー1℃、風速3m/s、曇ときどき小雪(積雪2cm)
ときおり小雪が舞う程度です。路面の雪や凍結は、融雪剤で解けま
した。
予定通り5時より開園し、15台程駐車して日の出を待っています。
温かい飲み物を配り始めています。


■日の出時間帯せまる(7時)
・・・・全パークマン、除雪+ゲスト応対に追われ、メールのひま
無し

一面の雪景色です。路面は24カーブより上は積雪、チェーン規制中。


■普通タイヤ車の下山支援(7時半〜9時)
・・・・全パークマン、ゲストの下山支援とパーククローズに追わ
れる

(翌日メール)
 昨日の平尾台初日の出会は、雪模様の中100名弱の参加がありま
した。7時頃から降雪が強くなり、日の出は見えませんでした。
その間、除雪隊は30台の車の帰路を確保すべく、懸命に登山道の
雪かきに専念。ゲストの皆さんは平尾台の雪景色と、あったかも
てなしにニコニコ顔で帰って行きました。
R0110880R0110870

2008年12月27日 (土)

芝桜 来春に向けて

 平尾台は国定公園。しかも特別保護地域であり、平尾台自然の郷内に植える植物Rimg0003Rimg0006も、いろいろ気を使う。また土壌も場所によって極端なアルカリ性だったり、酸性だったりする。そして乾燥と強風にさらされる。
 花壇を造り、いろいろ植えてみたがあまり芳しくない。ハーブ類は強いが、自然のフィールドに侵出しそうで、慎重にならざるを得ない。そこで「シバザクラ」を試験的に植えてみた。
Rimg0007Rimg0010 宿根草で株分けで増える。匍匐性で強風や乾燥に耐える。フィールドに侵入してしまうおそれも低いことがわかった。
 この秋から冬にかけ、園内の5箇所1300平米に14000株ほど植え込んだ。シバザクラで有名なパークは最低でも10000平米100000株なので、その1/10の規模だが、年々徐々に広げることもできる。今年まで春のゴールデンウィークは緑一色だったが、うまく根付けば、来春はピンクの絨毯が現出するだろう。短い期間だがゲストの目を楽しませてくれることを期待している。

2008年12月20日 (土)

12月の朝日

 例年、12月の中旬になると、「朝日がきれい」と思う。その頻度が特に多い気がする。なぜだろう?
Rimg0125 ひとつは、出勤時間と日の出の時間帯が重なること。ふたつめは初日の出イベントが近付いて、日の出を意識するようになること。そのほかに、確かに12月ごろから、朝日の見え方が特にきれいになるようだ。
 放射冷却で気温と湿度が下がり、空気が透明になる。黄道がどんどん南に傾き、パークからは川ドリーネ越しに上る。Rimg0132その方向は遠く豊前海の向こうに国東の低い山並が見えるだけで100km近い視程である。日の出直後からドリーネ密集地域に逆光線が差し、平尾台特有の地形がくっきりと浮かぶ。雲・半島・海岸線・ドリーネ群の4重曲線だ。
 普段、此の時間帯はまだ開園前だが、元旦は日の出前から開園する。見学場所近くには暖の取れる休憩所やトイレもあり、眺めと利便性を兼ね揃えている。Rimg0134Rimg0138

2008年12月 8日 (月)

大理石洞窟長期熟成焼酎

■平尾台の地下から焼酎を蔵出し
Bin 3年前、平尾台の麓の造り酒屋「無法松」に委託して、35度の本格麦焼酎2700リットルを造った。それを一升瓶1500本に詰め、平尾台の地下で熟成貯蔵しつつ、購入者を募った。ほぼ半分の740本にオーナーが付いた。その熟成焼酎を平尾台に棲むと云う伝説の青い龍にちなみ、「青龍王」と名付けた。やがて3年の月日がたち、この12月10日に、初めての蔵出しをする。

■2005年製青龍王のプロフィール
仕込み2005/5/15→蒸留2005/6/1→予備熟成→蔵入れ2006/9/8→蔵出し2008/12/10

■なぜ長期貯蔵?
 泡盛やウイスキーなどは蒸留後に長期間貯蔵したあと人々が口にする。それは貯蔵の期間に味や香りが芳醇になるからだ。香味成分、アルコール、水などのハーモニーが調和するための、熟成行程とされている。日本酒は度数が低いことや、夏場の微生物コントロールの問題から、新しいものほど好いとされてきた。また焼酎でも香味成分が少ない甲類では、熟成効果はさほど大きくない。
 従来「臭いが強くて安い酒」とされて来た乙類の焼酎がブームとなり、「香しい酒」として見直されるようになって、初めて「焼酎を熟成する」ということがポピュラーになってきた。

■なぜ洞窟が貯蔵庫
 焼酎などスピリッツを貯蔵するとき、成分を劣化させる一番の大敵は「光」。日光はもちろん蛍光灯なども「日焼け臭」の原因となる。平尾台の地下奥深くなら、真の暗闇が得られる。
 二番目の敵は「高温」。標高の高い平尾台でも真夏は熱射が厳しく、空調の無い倉庫などは40度を越える。また冬場は氷点下に冷え込む。その点地下なら年中通じて16度と一定。
 平尾台には200もの自然の鍾乳洞があり、適地を探した。しかし自然保護、搬入搬出、貯蔵管理などの諸問題が障害となった。

■鉱山休止坑
Dsc03046 平尾台地域ブランドの立ち上げ事業として協議のメンバーだった地元の方から、耳よりな情報が届いた。平尾台で石灰石を採掘している鉱山の一角に、今は使われていない地下空間があるという。さっそくその鉱山企業にお願いし、視察調査させていただいて驚いたDsc01075。天井高5m、幅10mほどのトンネルが縦横無尽に続く。天井も壁も結晶質石灰岩つまり大理石が全面むきだしで、「白亜の迷宮」というイメージである。聞いてみると真っ白なのは当たり前、元々「紙等を白くするための石灰石」を採取していたそうである。ヘッドライトを消せば真っ暗、温度もほぼ一定、ここなら絶好の熟成蔵になる。鉱山企業の好意で、関係法令の手続きもクリアーされ、地下貯蔵場が決まった。

■大理石洞熟成麦焼酎
Photo_2 当初「鍾乳洞での貯蔵」をイメージしていたが、いわゆる鍾乳石のある洞窟ではないので、うたい文句に試案していたら、やはりチームのメンバーである地元の歴史家より、そこの鉱山の沿革は「中外大理石」という会社が、大正時代から大理石の切り出しを始めたことに遡ると教えてもらった。また後日、国士舘大の教授が訪問され、国会議事堂の内装に使われた「金華」という平尾台産出大理石の資料を頂く。実際使われた皇族控室の暖炉の写真も添えられていた。というわけで、貯蔵場は「大理石洞」と命名。

■2年目、3年目は、四合瓶で
Photo プロジェクトは三年計画。2006年製は5月20日に仕込み、6月9日に蒸留。2007年製は、5月25日に仕込み、6月9日に蒸留し、それぞれ四合瓶2000本・四合徳利1000本、四合瓶2000本に詰めて蔵入れした。徳利は好きな文字が書き込み出来るサービスも加えた。
 当り前のことだが、熟成酒なのでその時期を待つしかない。しかし待てない人はゲストだけではなく事業者の中にもいる。その要望に応えてリキュールを4種造った。ブルーベリー・ラズベリー・ラベンダー・トウキを麦焼酎に漬け込み、12度に調整して四合瓶入りとし1500円で今年春発売、好評だ。

■酒税法と価格設定に苦心
 酒類は造り酒屋から出ると、すぐ税金が付く。それを熟成庫に入れ何年も置く事は、資金を眠らせることになる。倉の設置費・維持費・管理費・オーナー募集広告費などが小ロット品に上乗せになるので、どうしても高い価格設定となる。前例もなく、値付けがすごく難しい。
 そこを割り切って、時期で区分し、35度1800mlで、蔵入れ前オーナー5000円、熟成中6500円、熟成後店頭価格7500円。35度720mlで、蔵入れ前オーナー2500円、熟成中3000円、熟成後店頭価格3500円とした。
 2005年ものが平尾台自然の郷ショップ店頭に置かれる12/18時点で、2005年製1800mlが7500円(現品渡し可)、2006年製720mlの予約が3000円(2009年蔵出し)、2007年製の予約が2500円(2010年蔵出し)で受け付ける。
 洞窟貯蔵は魅力的だが手間ひまと費用がかかる。大分熊本沖縄の類似例だと5.4リットル瓶の1年熟成で30,000円以上、延長熟成も1800ml瓶が5年で10,000円だというが無理も無い。それから見ると、今回恐ろしい程リーズナブルにできたと思う。

■オーナーはさまざま
 青龍王の待ち方は十人十色のようだ。最低5年熟成して芳醇な味を期待する人。夫の定年退職に合わせた人。子供が成人したら蔵出しする人。自分自身のお葬式で友人に飲み交わしてもらう人。希望に合わせ、一本1000円で貯蔵の延長も受け付ける。

■青龍王は地域興し
 根底を流れるものは、平尾台の地域興しである。地元の知恵を集め、地元で醸造し、地元の企業の協力で、平尾台ならではのものを生み出す。その妙味も青龍王には加わっている。

2008年5月19日 (月)

客層とパークマナー

 5月18日、レゲエコンサートがあった。『PUREMIUM』北九州スプリングバッシュというイベントで2000人ほどの若者がつめかけた。普段は幼児連れファミリーが多いのだが、情熱的?なファッションに身を飾った女の子たちや、パンクルックな男の子たちで夏のビーーチのような雰囲気になった。
 開演中園内は華やいだが、終演後愕然となった。ゴミゴミゴミゴミ。日常のパーク内はほとんどゴミが落ちない。たとえ10000人入場しようと、クローズ後30分でパークリセットできる。ところが今回は翌日半日要した。この違いは客層だろう。
 ファミリーは荷物をいっぱい抱えてやってくる。パーク内の商品はちょっとだけ消費し、持ち込んだお弁当ガラといっしょにゴミを持ち帰る。若者はオシャレしててぶらでやってくる。活動的で、買う・飲む・捨てる、買う・吸う・捨てる、買う・食べる・捨てる・・・・まず持ち帰ることはない。かくしてゴミの山が残される。そのゴミは会場だけでなく、パーク全体、アクセス道の平尾台登山道沿線にっまで及んだ。
 まずは、そのゴミや喧噪が問題とならない場で活動すべきだ。そして海や野山などデリケートな場でやりたいなら、その環境に十分配慮した計画を練るべきだ。今回のイベントは事務局は一生懸命で好感が持てたが、ゲストマナーは質が低かった。地域興しをしたいという熱意をかって、いろいろ助言しながら会場を提供したものの、同じ轍ではアトは無い。Imgp0784Imgp0779R0011882
 

2008年5月14日 (水)

花の植え付け

 平尾台自然の郷は一般の都市公園と異なり、園芸種の花壇はあまりない。平尾台の四季の野草が影響をあまり受けないように。そして花壇はボランティアの活動によって支えられている。
 今日、南風ボランティアのみなさんに、菜園の植え付けをしていただいた。毎年春と秋の2回きていただいている。次々と株が植えられて行く様子を、1分置きにコマオトシさつえいしてみた。「動画AVI形式」をダウンロード

2008年4月23日 (水)

地と大地と天空

平尾台が舞台の創作童話誕生

 平尾台自然の郷はこの4月20日に5周年を迎えた。記念事業として、絵本を発行。平尾台を舞台にした石灰岩や洞窟の物語・・・、とは言っても理科的ではなくファンタジー。ストーリーは、草原に無数に有るピナクルに目と心があったら・・・・という内容だ。限定1000部平尾台で頒布している。
 またパーク内に、その1ページをモニュメントとして製作した。記念式典で除幕し、子供たちが楽しんでいる。0423000104230002

2008年1月28日 (月)

野焼きはカーボンニュートラル

 野焼きの日、羊群原から紅蓮の炎が上がり、もうもうたる煙と煤が巻き上がる。それをみて「あぁ、二酸化炭素が増えちゃうね。」と話している親子がいた。果たして野焼きは地球温暖化を悪化するのだろうか?
 答えから言うと1年を通せば「プラスマイナスゼロ」である。確かに枯れ草を燃すと二酸化炭素が出る。しかし春に芽を出し、夏には茎や葉を生い茂らせる草木の原料は、大気中の二酸化炭素である。草原の成長期に、野焼きで排出するのと同じ量を吸着する。よって野焼きはカーボンニュートラルといえる。
Dsc04940 そのほか野焼きは自然にどんな影響を与えているか? わかりやすい影響は草原状態の継続である。自然のままおくと平尾台のような温暖多雨地域は樹木に覆われた森が成長する。フォールリーフが腐葉土として堆積し、表土の移動が小さくなるので、石灰岩柱の頭も土に埋もれる。平尾台の羊群原は野焼きで維持される、半自然草原である。
 そういえば、カルストの語源、スロベニのKras地方は、石灰岩からなるカルスト地形で荒涼とした風景が広がる不毛の土地であった。もともとあった森を、ギリシアローマ時代から人が搾取したため、ごろごろした岩ばかりの風景だったのだが、最近は緑が戻るようにされているという。平尾台も森を戻すべきか、草原を維持するか微妙な問題である。
 地上が森であるか、草原であるか、台地にはどう影響するのか?専門家によると森の方がカルスト現象が大きくなるそうだ。土壌中の二酸化炭素が圧倒的に増加し、ピナクルをよく溶かし、洞窟をよりよく溶かし、鍾乳石がよく発達するという。どっちがお得かよーく考えてみよう。
 ■裸出派
 もっとしばしば野焼きすれば表土の移動が大きくなり、ピナクルやドリーネなど石灰岩があらわになった奇観景観が見られる。
 ■被覆派
 野焼きをやめ森にもどせば地上にはより豊かな生物層、地下にはダイナミックな洞窟システムがみられる。
 ■維持派
 いまの活動を維持し、半裸出半自然草原を守れば、現存の風景とか平尾台特有生物や絶滅危惧種を保護できる。

2008年1月27日 (日)

消防ヘリ1台、駐車場700台分

 野焼き見学会場の平尾台自然の郷は、普通車1100台の常設駐車場があり、1日の入場者にすると、10000人を少し越えても何とか収容できるように設計されている。また隣接地の鉱山用地も臨時駐車場(300台分)として使って、1日最大3050台16000人収容できた実績がある。なのにどうして6000人の野焼き見学者車両でオーバーフローしそうになるのか?
Dsc04948 実は北九州市消防のヘリコプターが、平尾台自然の郷一般者用駐車場の7割強=常設700台分+予備300台分をヘリポートとして使用するためだ。野焼き当日、従業員やボランティアのスペースを除くと、1000台分のキャパシティ、そこから700台分を取られると、野焼き見学者用は残り300台分となる。区画線をひきなおしたり、出庫区画をうまく回転させたりしてやりくりし、昨年は1000台の車を収容した。そのために多くの人員が必要となるが、野焼きの火の延焼にそなえる自衛消火人員も必要で、もう限度に来ている。
Photo_2Dsc04954 もともと消防ヘリは、隣接地の鉱山堆積場(黄H;東西200m x 南北100m)を使っていた。(いまでも訓練に使っている)写真のように整地した上に、コンクリートのテーブルも整備してある。パークで超繁忙期には、臨時駐車場として借りている場所だ。どういうわけだか2年前だったと思う。野焼きの日に突然、自然の郷の駐車場の一画;赤Hを使い始めた(実行委員も未把握で、ヘリ搭乗者は旧ヘリポートに集合してしまった)。そのときはまだ西よりの半分だけ(220台分)であった。さらに昨年は、真ん中の舗装路を使うためか700台分全部を封鎖されてしまった。また旧ポートの方も、万が一緊急応援要請が出て、出動するかもしれない福岡市消防ヘリのために、押さえられている。
 今年はこちらから、ヘリポートの使用について将来も含め、事前に協議の申し入れをしてみた。
「700台分の一部でも、駐車利用できないか?」
「旧ヘリポートの再(主)使用ができないか?」
「将来的に、平尾台周辺に別ポートが検討できないか?」など。
連絡調整会議の場で返って来た答えは、
「安全のため、昨年通りの使用をします。」
「駐車場のオーバーフローや車の渋滞は(上空だけ使うので)関知しません。」
「他所ではヘリポート申請が通らないでしょう。」
というにべも無いものだった。消防に「安全のためです!」と言われると反論できないが、、、。
Dsc04951Dsc04950 よって今後野焼きの日はこの写真の140台分と160台分で対応しなければならない。予測では正午ころ満車となり、14時ころまで渋滞が発生するかも知れない。野焼きの日の渋滞は立入り禁止区域への侵入者が発生するおそれがあるので、麓で登山道をふさぐ手段をとるしかないか? せっかく、認知の努力を続けてきたが、思わぬ頓挫である。

年々増える、野焼き見学

 もう1と月後にせまった、平尾台の野焼き。心配事がひとつある。それは駐車場のオーバーフロー。
 30年前(S52)、平尾台の野焼きで5人の消防士が殉職した。以来野焼きの範囲を狭め、厳重に人の出入りを禁止し、いわば市民には秘密裏に行われていた。15年前(H5)から野焼きの範囲は現在の330haに戻ったものの、市民には公開されていなかった。一般に公開されるようになったのは、5年前(H115)の平尾台自然の郷開園からで、一般市民が安全に見学できる場所が確保されたからである。まだ記憶に新しい平成13年の野焼き当日に北九州市も共催してグラウンドワーク「野焼きシンポジウム」を開催したら、消防関係者が参加者の通行を規制したりしたこともあった。
 実はそのシンポジウムのテーマは、野焼き不要論や自然破壊論に対し「野焼きについて、しくみや役割」を考え、市民の理解や協力を得るためのものだったのだが・・・。紆余曲折を経て議論の方向は、「長期的な自然への影響に是非はつけられないが、日本の農業文化が生んだ人と自然の共生景観を保つ活動として、市民に公開された形にしていこう」という指針を得た。
Cimg3628Dsc05011 そして野焼き見学が公開されてから、5回の野焼きが行われた。平成15年以前は関係者と数十人ほどの非公式見学者だけが見守ったものが、一昨年(H18)には3500人、昨年(H19)には6000人の公式見学者数をかぞえた。今年は(実施の曜日、天候にもよるが)昨年並みでも6000ー7000人程度が予想される。平尾台の野焼きの認知度がかなり広まってきたということだ。
 駐車台数は一昨年が700台、昨年が1000台でオーバーフロー寸前だった。今年も暖冬で、昨年を超えると駐車場がパンクする。

平尾台の野焼き(2008年)

 今年も平尾台に野焼きの季節がやってくる。3月2日(日)がその予定日で、予備日が5(水)、7(金)、9(日)となっている。1/25に関係者の会議があり、詳細がわかった。

■スケジュール

19_2 07:00 実施可否決定
 08:00 火入れ従事者集会
 08:30 慰霊祭
 09:30 人員展開
 10:30 第1次火入れ
 11:00 第2次火入れ
 13:30 第3次火入れ
 終了(例年16時頃)
 雨天や強風、前日降雨などの場合、延期

■交通規制・立入り禁止

Photo_2 県道直方行橋線7:00から16:00吹上峠ー光水交差点全面通行止
 野焼き範囲は、全面立入り禁止

 注意
 一般見学が出来る平尾台自然の郷へは、交通規制はない。
 ただし、駐車場が満車になると、小倉側横山池ー行橋側椿市
 で通行規制の可能性あり
(12時ー14時?)

■野焼き見学

(一般)
 平尾台自然の郷敷地内で自由見学(開園9:00、閉園17:00)

(特別見学会)
 9:00ー12:00、茶ケ床園地にて 事前申し込み必要 詳細別記
 http://www.hiraodai.jp/sato/event/index.html

2008年1月 1日 (火)

2008初日の顛末

1月1日 06:300811700
 今、元旦の朝7時前。もう20分で初日の出の時刻。例年になくドキドキしている。年末から天候が荒れ模様で、初日の出の会を中止したからだ。スッキリ見えて、きれいだったらどうしよう? 日の出方向の山はシノノメになってそこだけぽっかり明るい。

12月29日 11:00
 今年は12月の下旬になっても暖かく、雪が降りそうもなかったのだが、お天気予報ではこの年末年始に、急激な冷え込みと平地でも降雪と報道されている。平尾台は今夜から明日の降水が雪となりそうだ。センターも自然の郷も今日12/29から1/3まで休園だが、元旦早朝だけ自然の郷を開き、初日の出の会を予定している。
 しかし、1/2頃までは寒気におおわれ、日の出がみられるか、石窯焼き芋300コ配布しつくせるかピンチ。西高東低の気圧配置では、平尾台の南東の空が晴れることもあり、今のところ実施するつもり。
そして問題は登山道の交通確保。スノウープラウウや融雪剤散布車を準備して、待機する事にしよう。

12月30日 12:00071230
 先ほどまで、小雪はちらつくものの、晴れ間ものぞいていた。12時頃から気温が0℃に下がり、積雪し始めた。登山道も路面積雪、平尾台方面通行はチェーン必携。風が強く体感気温は、マイナス8℃が表示されている。
 小倉南署に、道路と気象状況を連絡。

12月31日 14:00
 予報に反し、あまり冷え込んでいないし、積雪も思ったほどではない。明日、元日早朝に予定している、初日の出見学会をどうするか、悩ましい。中止するなら15時がリミット。現在の気象は気温1℃、最大風速22m/秒、積雪3センチ。時折吹雪いて体感気温は-6℃。
 降雪は無くとも、いま路面が濡れており今夜の冷え込みで、凍結は必定。そこへ雪が降ると少しでもアイスバーンになる恐れあり。よって「強風と路面凍結が予想されるため中止」としよう。
 報道各社にファックスを出し、出勤予定スタッフにメールと電話する。「えっ!中止するんですかぁ。町は朝から晴れてますよ。」 決断を揺るがす返事を背に。

 中止したからとて、のんびりは出来ない。大晦日だが19時に床に入る。天気が気になるのでTVはつけっぱなし。

1月1日 04:30
 自宅の駐車場で、新たな降雪を確認。平尾台に急行。登山口で電光掲示板を見ると、チェーン規制の表示が出ていない。「あれぇ?」
5合目までは路面は黒い。20カーブより上は、真っ白で立往生の車が数台。警察に連絡する。

 台上の5時現在の気象は気温マイナス1℃、最大風速17m/秒、積雪5センチ。時折吹雪いて体感気温は-9℃。何件か電話での一般ゲストの問合せあり、イベント中止と気象状況を伝える。

1月1日 07:050811705
 空全体が急速に明るくなり、日の出の天狗岩の方向の状況がはっきりしてきた。わずかに見えていた空は雲が覆っている。少し風が強まって来た。雷警報器がなりはじめた。降雪の前触れか?

1月1日 07:200811720
 降雪とともに地吹雪になった。視界は10mほど。まもなく日の出の時間だが、これでは厳しい。体感気温マイナス12℃。
 ほっとしたような、残念なような不思議な感慨にとらわれる。まあよしとしよう。

1月1日 07:250811725_2
 日の出時刻ころから、急に強く吹雪いて来た。風上を向いては立っていられない。ここ10年で最悪の元旦の天気だ。約1時間程この状況が継続。積雪は10cm。
 もし日の出イベントを決行していたら、ゲストもスタッフも「いきはよいよい、かえりはこわい」の歌詞のとおり、とおりゃんせになっていたところだ。

1月1日 09:30Dsc04415
 では除雪に出動するとするか!

 11:30 除雪完了。立往生の最後の1台も、融雪剤でUターンさせ、小倉方面に下って行った。気をつけてね。

2007年11月10日 (土)

平尾台のジャンボ葉牡丹

 四年前から大きな鉢植えのハボタンを栽培し、平尾台の特産にしたいと考えている。兵庫県丹波市の実家の母が、もうずいぶん以前から高さが1mになるほどの葉牡丹を育てている。はじめは冬のあいだ、庭をにぎやかにする趣味だったものが高じて、いまは千鉢以上も育て、出荷している。特に「踊り葉牡丹」という技法は、普通3年生の株で完成するのだが、母は1年仕立てで実現するテクニックを発見した。年末年始、門松がわりにホテルやお寺や各家の玄関で、春までの庭飾りに重宝されている。
 平尾台に来たとき、キャベツ畑が目に付いた。カルスト高原キャベツという、ブランドにもなっている。だったら、ハボタンもいけそうだ。また平地より3度ほど低温で、冬の訪れが早いので、色付くのも早いだろうと思った。Dsc03262
Dsc03258 葉牡丹は夏から秋の成長期は、普通に濃い緑色をしている。日照時間が短くなり、気温が下がる時期に、成長床にしていた栄養豊かな畑から、貧沃な土を入れた鉢植えにすると、茎の先端から白や赤紫の葉が次々でて、緑の葉と入れ替わり、ボタンの花のようになる。色が変わる仕組みは、紅葉や落葉で冬に植物が身を守るのとおなじだ。日照が少ない冬はまともな光合成ができないので、消耗をおさえるため、葉緑素とカロチノイドが抜けた葉は白くなり、そこにシアニジン系のアントシアニンが合成されると赤色が発色する。12

(だから、鉢に肥料をたっぷり与え、日当たりの良い温室に置いたりすると、単に葉がボウボウのキャベツまたは濃い緑の白菜として冬を過ごす・・・というわけで、お買い上げの方、くれぐれも過保護にしないで下さいね。水だけ切らさなければ、厳しい環境が発色を良くしますから)

 冬の間は茎や葉に栄養を貯え、消耗を控えてやりすごす。春になり光が強くなり気温が上がると、一気に葉牡丹の芯からニョキニョキ茎を伸ばし、花を付ける。この黄色い花を見ると、コイツがアブラナだったと思い知らされる。

2007年3月10日 (土)

きたぽっぽ

 開園2年目の2004年から、園内を「きたぽっぽ」が走っている。平尾台自然の郷は南北が1キロ以上あり、お年寄りや幼児連れのゲストから乗り物が欲しいという声が多かったことに応えたもの。評判はすこぶる好く、1回100円で年間4万人程を乗せている。

 実はこのきたぽっぽ、北九州博覧祭(2001年)で導入された後、市内の公園で使用されるハズが3年間シートをかぶり眠っていたらしい。理由は小回りが利かない、急坂は登れない、運営に多くの人手を要すなどの問題があったからだ。
 平尾台では導入にあたり運営上のいくつかの工夫の上に、ハードの改良を行った。監視カメラ・無線交信・自動発券機・連結ヒンジ改良・連結増加etc.。定員は大人で72人と20人増となり、子供ばかりなら108人乗りで、運転手と車掌各1名で運行できる。

Dsc05224 それにともなうメカニックを引き受けてくれているのがあの「ヤナギモータース」。車両がチューチュートレインというドイツのメーカーが作った1品もののようなマシン。どこかさわるとなると、部品が海外調達だったり、存在しなかったりする。面倒も厭わず、パーツを国産のもので作ったり、置き換えていったりしているのには頭が下がる。
 今年も4月から11月まで、土曜日曜祝日の園内運行に合わせて点検整備が始まっている。

2007年3月 5日 (月)

野焼き2007

 昨日、野焼きが当初の予定どおり実施され、今日の景色は真っ黒。
今年は早くから広報を始め、お天気にも恵まれたので多くの見学者
があった。茶ヶ床園地での特別見学会は200名程度を募集したとこ
ろ450名応募、300名を抽選し参加は225名だった。無断欠席が多
かった。是非という方で選に漏れてしまう事も多いので、本当に来
る方のみ応募して欲しい。
 一方、平尾台自然の郷での一般見学は5600人だった。良く乾燥し
南東風で気温も20度まで上昇。風向きで園内にもモウモウと煙や煤
がたち込め、例年に無い迫力ある光景だった。光水方面への飛び火
はあったものの、すぐに鎮火し全体に順調に終了した。
Dsc04912Dsc05131Dsc05196

2007年2月12日 (月)

ミニ野焼き

 毎年、本番の野焼きに先立って、園内の展望台や野草園など、野焼き当日に飛び火する危険性のある箇所を焼き払う。今日はそのミニ野焼きを行った。
この冬は暖かく雪も降っていない。ススキ等も根元や芯が枯れていない。また野草も既に芽が動き始めているようだ。そのせいかあまりうまく燃えない。難しいモノだ。気温も10度まで上がり、3076人の入場があった。昨年2月12日も日曜で晴れで800人だったのと比較しても、今年の春は早い到来だ。
Cimg3336 今日パークを訪問した人は、一足早い野焼きに目を引かれていた。本番は来月4日。暖かければ例年に無い見学者が訪れそうだ。

2007年1月19日 (金)

野焼き見学

 平尾台では毎年春先に、野焼き(山焼き)が行われる。約400haの草原を朝10時半から午後3時ころまでに焼き払う。自然環境に与える功罪はともかく、長年地元関係者の努力で継続され、平尾台の景観を保っている。野焼き当日は多くのカメラマンや句人が見学する。しかし実はこの平尾台の野焼きはここ4年ほど以前は見学を排除して実施されていた。

Photo 平尾台野焼きの公的な目的は、「防火と害虫駆除」。また過去に野焼き作業中に尊い犠牲者が出たこともあり、他地が観光目的に公開しているのと異なり、平尾台全体を立ち入り禁止にして行われてきた。平尾台で野焼き見学会が行えるようになったのは、平尾台自然の郷ができてからである。2003年春にオープン真近の施設内から安全に見学できるようになった。平尾台自然の郷とそのアクセス道路が立ち入り禁止区域から外されるようになった。

 以前にはこんなこともあった。2000年にオープンした平尾台自然観察センターで、2001年に野焼き見学を計画した。野焼きは平尾台の自然や地域にとって重要な位置を占めているので、それを考える機会にしてもらおうと一般に呼びかけた。もちろん、あらかじめ野焼き委員会にもご了承頂き、安全管理や対策も講じた上でのこと。ところが当日、警戒検問に咎められ、参加できない人が続出。それぐらいハードルが高かった。

 その後の2005年からは、野焼き委員会主催の「特別見学会」も行われるようになった。平尾台自然の郷から見る「一般見学会」はパノラマ景観は優れているが、カメラマンなどはもっと接近した位置を望むことから、野焼き範囲の真ん中にある茶ケ床園地に人員限定の見学場を設けることとなった。試みとして2005年は定員100名、2006年は200名で行った。火を見ると無謀な行動をとる人もいて、ボランティアガイドの方々30名ほどに、監視と統率に入っていただくことにした。

 今年の野焼きは3月4日。特別見学会の申し込みも2月に入ったら受け付ける。毎年一人で何枚も偽名を使っての申し込みや、当日の入場証受け渡しで大声を張り上げる人、三脚の位置を争って小競り合いする光景を見る。人は炎を見ると冷静を失うのは微笑ましくなくもないが、関係者がお天気や事故にナーバスになる季節が近い。

 なお、特別見学会の詳細は、コメントをみてね。

2007年1月 4日 (木)

凧上げ

【2007年1月3日】
 今日も本当は、休園日。出勤してくれる有志を募って、新年凧上げ会。
平尾台は標高500メートル。冬場は気温が低く、風雪も強いので集客施設としてはオフシーズン。どんなイベントをしても、どんなにPRしても入場者動員は至難の業。そんな中、周囲の反対を押し切って、定休日の三賀日のどこかで「凧上げ会」を毎年強行。
 実はこの凧上げ、冬の平尾台でできる、数少ないもよおしのひとつ。風が強く、電柱や立木がなく、寒くても屋外が前提は平尾台にぴったり。毎回人気で500人以上が訪れています。

Dsc03689 今日もみんな手に手に凧を持ってやって来ます。凧愛好会の方たちも招いているので、お昼過ぎには平尾台の空が色々な凧でうまりました。

 平尾台はきれいな風が吹きます。といっても汚染されていないという意味でなく、流線の乱れのない風が吹きます。建物・木立・地形の起伏が多い平地では渦巻いた風になり、凧がなかなかあがりません。平尾台は地上低くでも凧は素直にあがってくれます。お天気もときどき晴れ間ものぞき、凧も高くあがって、好いお正月になったようです。

 凧上げは施設のPRに好い効果もあります。実際来場した1000人弱の背後に約10倍の来るにはいたらずとも興味を持った人々、さらにその10倍の「平尾台で凧上げ」の情報に触れた人々が存在するからです。このあと3月はじめの「野焼き」までみなさんの意識から平尾台は遠く冬籠りしてしまう前の記憶をつなぐワンシーンになって欲しいと思います。

初日の出

【2007年1月1日】
 平尾台は石灰岩のカタマリ。地下に川ができるので、切れ込んだ谷が無く、周囲から比べると何百メートルも空に突き出しています。東側が瀬戸内海と周防灘で山らしい山がありません。また台地全体が草原で樹木がまばら。日の出を見るには絶好の条件です。
 ところが台地上に来る道が狭いこと、交通機関がないこと、大勢が集まったり、駐車できるスペースやトイレや暖をとる施設がありませんでした。そして4年前に私が運営に携わっている「平尾台自然の郷」がオープン。
 初日の出需要におこたえしたいと思っていたのですが、実施するとなると問題フンパツ。規則で12/29から1/3は定休日、スタッフも年末年始特別休暇中。また日の出の時間帯は通常開園時間外なうえに、特別開園に必要な費用がどこからも出てこない。というわけでお役所出身の経営陣から猛反対。スタッフ有志の強い熱意をバックに、やっと実施できたのは開園3年目の2006年から。前回は好天に恵まれ快晴の元旦でした。
 今年2回目の初日イベント、年末からのほぼあきらめムードの天気予報の中でした。それでもほんの一瞬でも雲の切れ間を期待して着々進めた準備が実り、きれいな初日に500名の歓声が挙がりました。
2007hatuhi
8時の閉園後、パーク外の初日観覧ポイントを回って見ました。悲しい想像どおり、お弁当や飲み物、ハンバーガーやティッシュ、使い捨てカイロなどおびただしいゴミが散乱。持参したゴミ袋がパンパンに。
実は「平尾台自然の郷内で初日の出会をする密かな目的」はここにあるのです。心なく自然公園にゴミをポイ捨てする人を少しでも減らしたい!しかし願うようにはならないもので、ゴミもちかえりを呼びかけながら、平尾台自然の郷内で無料で配ったあたたかい飲み物の容器でさえ、郷展望台にいっぱい散乱していました。ちょっとちょっとな一年の始まりでした。