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2008年5月19日 (月)

客層とパークマナー

 5月18日、レゲエコンサートがあった。『PUREMIUM』北九州スプリングバッシュというイベントで2000人ほどの若者がつめかけた。普段は幼児連れファミリーが多いのだが、情熱的?なファッションに身を飾った女の子たちや、パンクルックな男の子たちで夏のビーーチのような雰囲気になった。
 開演中園内は華やいだが、終演後愕然となった。ゴミゴミゴミゴミ。日常のパーク内はほとんどゴミが落ちない。たとえ10000人入場しようと、クローズ後30分でパークリセットできる。ところが今回は翌日半日要した。この違いは客層だろう。
 ファミリーは荷物をいっぱい抱えてやってくる。パーク内の商品はちょっとだけ消費し、持ち込んだお弁当ガラといっしょにゴミを持ち帰る。若者はオシャレしててぶらでやってくる。活動的で、買う・飲む・捨てる、買う・吸う・捨てる、買う・食べる・捨てる・・・・まず持ち帰ることはない。かくしてゴミの山が残される。そのゴミは会場だけでなく、パーク全体、アクセス道の平尾台登山道沿線にっまで及んだ。
 まずは、そのゴミや喧噪が問題とならない場で活動すべきだ。そして海や野山などデリケートな場でやりたいなら、その環境に十分配慮した計画を練るべきだ。今回のイベントは事務局は一生懸命で好感が持てたが、ゲストマナーは質が低かった。地域興しをしたいという熱意をかって、いろいろ助言しながら会場を提供したものの、同じ轍ではアトは無い。Imgp0784Imgp0779R0011882
 

2008年5月14日 (水)

花の植え付け

 平尾台自然の郷は一般の都市公園と異なり、園芸種の花壇はあまりない。平尾台の四季の野草が影響をあまり受けないように。そして花壇はボランティアの活動によって支えられている。
 今日、南風ボランティアのみなさんに、菜園の植え付けをしていただいた。毎年春と秋の2回きていただいている。次々と株が植えられて行く様子を、1分置きにコマオトシさつえいしてみた。「動画AVI形式」をダウンロード

2008年4月23日 (水)

地と大地と天空

平尾台が舞台の創作童話誕生

 平尾台自然の郷はこの4月20日に5周年を迎えた。記念事業として、絵本を発行。平尾台を舞台にした石灰岩や洞窟の物語・・・、とは言っても理科的ではなくファンタジー。ストーリーは、草原に無数に有るピナクルに目と心があったら・・・・という内容だ。限定1000部平尾台で頒布している。
 またパーク内に、その1ページをモニュメントとして製作した。記念式典で除幕し、子供たちが楽しんでいる。0423000104230002

2008年1月28日 (月)

野焼きはカーボンニュートラル

 野焼きの日、羊群原から紅蓮の炎が上がり、もうもうたる煙と煤が巻き上がる。それをみて「あぁ、二酸化炭素が増えちゃうね。」と話している親子がいた。果たして野焼きは地球温暖化を悪化するのだろうか?
 答えから言うと1年を通せば「プラスマイナスゼロ」である。確かに枯れ草を燃すと二酸化炭素が出る。しかし春に芽を出し、夏には茎や葉を生い茂らせる草木の原料は、大気中の二酸化炭素である。草原の成長期に、野焼きで排出するのと同じ量を吸着する。よって野焼きはカーボンニュートラルといえる。
Dsc04940 そのほか野焼きは自然にどんな影響を与えているか? わかりやすい影響は草原状態の継続である。自然のままおくと平尾台のような温暖多雨地域は樹木に覆われた森が成長する。フォールリーフが腐葉土として堆積し、表土の移動が小さくなるので、石灰岩柱の頭も土に埋もれる。平尾台の羊群原は野焼きで維持される、半自然草原である。
 そういえば、カルストの語源、スロベニのKras地方は、石灰岩からなるカルスト地形で荒涼とした風景が広がる不毛の土地であった。もともとあった森を、ギリシアローマ時代から人が搾取したため、ごろごろした岩ばかりの風景だったのだが、最近は緑が戻るようにされているという。平尾台も森を戻すべきか、草原を維持するか微妙な問題である。
 地上が森であるか、草原であるか、台地にはどう影響するのか?専門家によると森の方がカルスト現象が大きくなるそうだ。土壌中の二酸化炭素が圧倒的に増加し、ピナクルをよく溶かし、洞窟をよりよく溶かし、鍾乳石がよく発達するという。どっちがお得かよーく考えてみよう。
 ■裸出派
 もっとしばしば野焼きすれば表土の移動が大きくなり、ピナクルやドリーネなど石灰岩があらわになった奇観景観が見られる。
 ■被覆派
 野焼きをやめ森にもどせば地上にはより豊かな生物層、地下にはダイナミックな洞窟システムがみられる。
 ■維持派
 いまの活動を維持し、半裸出半自然草原を守れば、現存の風景とか平尾台特有生物や絶滅危惧種を保護できる。

2008年1月27日 (日)

消防ヘリ1台、駐車場700台分

 野焼き見学会場の平尾台自然の郷は、普通車1100台の常設駐車場があり、1日の入場者にすると、10000人を少し越えても何とか収容できるように設計されている。また隣接地の鉱山用地も臨時駐車場(300台分)として使って、1日最大3050台16000人収容できた実績がある。なのにどうして6000人の野焼き見学者車両でオーバーフローしそうになるのか?
Dsc04948 実は北九州市消防のヘリコプターが、平尾台自然の郷一般者用駐車場の7割強=常設700台分+予備300台分をヘリポートとして使用するためだ。野焼き当日、従業員やボランティアのスペースを除くと、1000台分のキャパシティ、そこから700台分を取られると、野焼き見学者用は残り300台分となる。区画線をひきなおしたり、出庫区画をうまく回転させたりしてやりくりし、昨年は1000台の車を収容した。そのために多くの人員が必要となるが、野焼きの火の延焼にそなえる自衛消火人員も必要で、もう限度に来ている。
Photo_2Dsc04954 もともと消防ヘリは、隣接地の鉱山堆積場(黄H;東西200m x 南北100m)を使っていた。(いまでも訓練に使っている)写真のように整地した上に、コンクリートのテーブルも整備してある。パークで超繁忙期には、臨時駐車場として借りている場所だ。どういうわけだか2年前だったと思う。野焼きの日に突然、自然の郷の駐車場の一画;赤Hを使い始めた(実行委員も未把握で、ヘリ搭乗者は旧ヘリポートに集合してしまった)。そのときはまだ西よりの半分だけ(220台分)であった。さらに昨年は、真ん中の舗装路を使うためか700台分全部を封鎖されてしまった。また旧ポートの方も、万が一緊急応援要請が出て、出動するかもしれない福岡市消防ヘリのために、押さえられている。
 今年はこちらから、ヘリポートの使用について将来も含め、事前に協議の申し入れをしてみた。
「700台分の一部でも、駐車利用できないか?」
「旧ヘリポートの再(主)使用ができないか?」
「将来的に、平尾台周辺に別ポートが検討できないか?」など。
連絡調整会議の場で返って来た答えは、
「安全のため、昨年通りの使用をします。」
「駐車場のオーバーフローや車の渋滞は(上空だけ使うので)関知しません。」
「他所ではヘリポート申請が通らないでしょう。」
というにべも無いものだった。消防に「安全のためです!」と言われると反論できないが、、、。
Dsc04951Dsc04950 よって今後野焼きの日はこの写真の140台分と160台分で対応しなければならない。予測では正午ころ満車となり、14時ころまで渋滞が発生するかも知れない。野焼きの日の渋滞は立入り禁止区域への侵入者が発生するおそれがあるので、麓で登山道をふさぐ手段をとるしかないか? せっかく、認知の努力を続けてきたが、思わぬ頓挫である。

年々増える、野焼き見学

 もう1と月後にせまった、平尾台の野焼き。心配事がひとつある。それは駐車場のオーバーフロー。
 30年前(S52)、平尾台の野焼きで5人の消防士が殉職した。以来野焼きの範囲を狭め、厳重に人の出入りを禁止し、いわば市民には秘密裏に行われていた。15年前(H5)から野焼きの範囲は現在の330haに戻ったものの、市民には公開されていなかった。一般に公開されるようになったのは、5年前(H115)の平尾台自然の郷開園からで、一般市民が安全に見学できる場所が確保されたからである。まだ記憶に新しい平成13年の野焼き当日に北九州市も共催してグラウンドワーク「野焼きシンポジウム」を開催したら、消防関係者が参加者の通行を規制したりしたこともあった。
 実はそのシンポジウムのテーマは、野焼き不要論や自然破壊論に対し「野焼きについて、しくみや役割」を考え、市民の理解や協力を得るためのものだったのだが・・・。紆余曲折を経て議論の方向は、「長期的な自然への影響に是非はつけられないが、日本の農業文化が生んだ人と自然の共生景観を保つ活動として、市民に公開された形にしていこう」という指針を得た。
Cimg3628Dsc05011 そして野焼き見学が公開されてから、5回の野焼きが行われた。平成15年以前は関係者と数十人ほどの非公式見学者だけが見守ったものが、一昨年(H18)には3500人、昨年(H19)には6000人の公式見学者数をかぞえた。今年は(実施の曜日、天候にもよるが)昨年並みでも6000ー7000人程度が予想される。平尾台の野焼きの認知度がかなり広まってきたということだ。
 駐車台数は一昨年が700台、昨年が1000台でオーバーフロー寸前だった。今年も暖冬で、昨年を超えると駐車場がパンクする。

平尾台の野焼き(2008年)

 今年も平尾台に野焼きの季節がやってくる。3月2日(日)がその予定日で、予備日が5(水)、7(金)、9(日)となっている。1/25に関係者の会議があり、詳細がわかった。

■スケジュール

19_2 07:00 実施可否決定
 08:00 火入れ従事者集会
 08:30 慰霊祭
 09:30 人員展開
 10:30 第1次火入れ
 11:00 第2次火入れ
 13:30 第3次火入れ
 終了(例年16時頃)
 雨天や強風、前日降雨などの場合、延期

■交通規制・立入り禁止

Photo_2 県道直方行橋線7:00から16:00吹上峠ー光水交差点全面通行止
 野焼き範囲は、全面立入り禁止

 注意
 一般見学が出来る平尾台自然の郷へは、交通規制はない。
 ただし、駐車場が満車になると、小倉側横山池ー行橋側椿市
 で通行規制の可能性あり
(12時ー14時?)

■野焼き見学

(一般)
 平尾台自然の郷敷地内で自由見学(開園9:00、閉園17:00)

(特別見学会)
 9:00ー12:00、茶ケ床園地にて 事前申し込み必要 詳細別記
 http://www.hiraodai.jp/sato/event/index.html

2008年1月 1日 (火)

2008初日の顛末

1月1日 06:300811700
 今、元旦の朝7時前。もう20分で初日の出の時刻。例年になくドキドキしている。年末から天候が荒れ模様で、初日の出の会を中止したからだ。スッキリ見えて、きれいだったらどうしよう? 日の出方向の山はシノノメになってそこだけぽっかり明るい。

12月29日 11:00
 今年は12月の下旬になっても暖かく、雪が降りそうもなかったのだが、お天気予報ではこの年末年始に、急激な冷え込みと平地でも降雪と報道されている。平尾台は今夜から明日の降水が雪となりそうだ。センターも自然の郷も今日12/29から1/3まで休園だが、元旦早朝だけ自然の郷を開き、初日の出の会を予定している。
 しかし、1/2頃までは寒気におおわれ、日の出がみられるか、石窯焼き芋300コ配布しつくせるかピンチ。西高東低の気圧配置では、平尾台の南東の空が晴れることもあり、今のところ実施するつもり。
そして問題は登山道の交通確保。スノウープラウウや融雪剤散布車を準備して、待機する事にしよう。

12月30日 12:00071230
 先ほどまで、小雪はちらつくものの、晴れ間ものぞいていた。12時頃から気温が0℃に下がり、積雪し始めた。登山道も路面積雪、平尾台方面通行はチェーン必携。風が強く体感気温は、マイナス8℃が表示されている。
 小倉南署に、道路と気象状況を連絡。

12月31日 14:00
 予報に反し、あまり冷え込んでいないし、積雪も思ったほどではない。明日、元日早朝に予定している、初日の出見学会をどうするか、悩ましい。中止するなら15時がリミット。現在の気象は気温1℃、最大風速22m/秒、積雪3センチ。時折吹雪いて体感気温は-6℃。
 降雪は無くとも、いま路面が濡れており今夜の冷え込みで、凍結は必定。そこへ雪が降ると少しでもアイスバーンになる恐れあり。よって「強風と路面凍結が予想されるため中止」としよう。
 報道各社にファックスを出し、出勤予定スタッフにメールと電話する。「えっ!中止するんですかぁ。町は朝から晴れてますよ。」 決断を揺るがす返事を背に。

 中止したからとて、のんびりは出来ない。大晦日だが19時に床に入る。天気が気になるのでTVはつけっぱなし。

1月1日 04:30
 自宅の駐車場で、新たな降雪を確認。平尾台に急行。登山口で電光掲示板を見ると、チェーン規制の表示が出ていない。「あれぇ?」
5合目までは路面は黒い。20カーブより上は、真っ白で立往生の車が数台。警察に連絡する。

 台上の5時現在の気象は気温マイナス1℃、最大風速17m/秒、積雪5センチ。時折吹雪いて体感気温は-9℃。何件か電話での一般ゲストの問合せあり、イベント中止と気象状況を伝える。

1月1日 07:050811705
 空全体が急速に明るくなり、日の出の天狗岩の方向の状況がはっきりしてきた。わずかに見えていた空は雲が覆っている。少し風が強まって来た。雷警報器がなりはじめた。降雪の前触れか?

1月1日 07:200811720
 降雪とともに地吹雪になった。視界は10mほど。まもなく日の出の時間だが、これでは厳しい。体感気温マイナス12℃。
 ほっとしたような、残念なような不思議な感慨にとらわれる。まあよしとしよう。

1月1日 07:250811725_2
 日の出時刻ころから、急に強く吹雪いて来た。風上を向いては立っていられない。ここ10年で最悪の元旦の天気だ。約1時間程この状況が継続。積雪は10cm。
 もし日の出イベントを決行していたら、ゲストもスタッフも「いきはよいよい、かえりはこわい」の歌詞のとおり、とおりゃんせになっていたところだ。

1月1日 09:30Dsc04415
 では除雪に出動するとするか!

 11:30 除雪完了。立往生の最後の1台も、融雪剤でUターンさせ、小倉方面に下って行った。気をつけてね。

2007年11月10日 (土)

平尾台のジャンボ葉牡丹

 四年前から大きな鉢植えのハボタンを栽培し、平尾台の特産にしたいと考えている。兵庫県丹波市の実家の母が、もうずいぶん以前から高さが1mになるほどの葉牡丹を育てている。はじめは冬のあいだ、庭をにぎやかにする趣味だったものが高じて、いまは千鉢以上も育て、出荷している。特に「踊り葉牡丹」という技法は、普通3年生の株で完成するのだが、母は1年仕立てで実現するテクニックを発見した。年末年始、門松がわりにホテルやお寺や各家の玄関で、春までの庭飾りに重宝されている。
 平尾台に来たとき、キャベツ畑が目に付いた。カルスト高原キャベツという、ブランドにもなっている。だったら、ハボタンもいけそうだ。また平地より3度ほど低温で、冬の訪れが早いので、色付くのも早いだろうと思った。Dsc03262
Dsc03258 葉牡丹は夏から秋の成長期は、普通に濃い緑色をしている。日照時間が短くなり、気温が下がる時期に、成長床にしていた栄養豊かな畑から、貧沃な土を入れた鉢植えにすると、茎の先端から白や赤紫の葉が次々でて、緑の葉と入れ替わり、ボタンの花のようになる。色が変わる仕組みは、紅葉や落葉で冬に植物が身を守るのとおなじだ。日照が少ない冬はまともな光合成ができないので、消耗をおさえるため、葉緑素とカロチノイドが抜けた葉は白くなり、そこにシアニジン系のアントシアニンが合成されると赤色が発色する。12

(だから、鉢に肥料をたっぷり与え、日当たりの良い温室に置いたりすると、単に葉がボウボウのキャベツまたは濃い緑の白菜として冬を過ごす・・・というわけで、お買い上げの方、くれぐれも過保護にしないで下さいね。水だけ切らさなければ、厳しい環境が発色を良くしますから)

 冬の間は茎や葉に栄養を貯え、消耗を控えてやりすごす。春になり光が強くなり気温が上がると、一気に葉牡丹の芯からニョキニョキ茎を伸ばし、花を付ける。この黄色い花を見ると、コイツがアブラナだったと思い知らされる。

2007年3月10日 (土)

きたぽっぽ

 開園2年目の2004年から、園内を「きたぽっぽ」が走っている。平尾台自然の郷は南北が1キロ以上あり、お年寄りや幼児連れのゲストから乗り物が欲しいという声が多かったことに応えたもの。評判はすこぶる好く、1回100円で年間4万人程を乗せている。

 実はこのきたぽっぽ、北九州博覧祭(2001年)で導入された後、市内の公園で使用されるハズが3年間シートをかぶり眠っていたらしい。理由は小回りが利かない、急坂は登れない、運営に多くの人手を要すなどの問題があったからだ。
 平尾台では導入にあたり運営上のいくつかの工夫の上に、ハードの改良を行った。監視カメラ・無線交信・自動発券機・連結ヒンジ改良・連結増加etc.。定員は大人で72人と20人増となり、子供ばかりなら108人乗りで、運転手と車掌各1名で運行できる。

Dsc05224 それにともなうメカニックを引き受けてくれているのがあの「ヤナギモータース」。車両がチューチュートレインというドイツのメーカーが作った1品もののようなマシン。どこかさわるとなると、部品が海外調達だったり、存在しなかったりする。面倒も厭わず、パーツを国産のもので作ったり、置き換えていったりしているのには頭が下がる。
 今年も4月から11月まで、土曜日曜祝日の園内運行に合わせて点検整備が始まっている。

2007年3月 5日 (月)

野焼き2007

 昨日、野焼きが当初の予定どおり実施され、今日の景色は真っ黒。
今年は早くから広報を始め、お天気にも恵まれたので多くの見学者
があった。茶ヶ床園地での特別見学会は200名程度を募集したとこ
ろ450名応募、300名を抽選し参加は225名だった。無断欠席が多
かった。是非という方で選に漏れてしまう事も多いので、本当に来
る方のみ応募して欲しい。
 一方、平尾台自然の郷での一般見学は5600人だった。良く乾燥し
南東風で気温も20度まで上昇。風向きで園内にもモウモウと煙や煤
がたち込め、例年に無い迫力ある光景だった。光水方面への飛び火
はあったものの、すぐに鎮火し全体に順調に終了した。
Dsc04912Dsc05131Dsc05196

2007年2月12日 (月)

ミニ野焼き

 毎年、本番の野焼きに先立って、園内の展望台や野草園など、野焼き当日に飛び火する危険性のある箇所を焼き払う。今日はそのミニ野焼きを行った。
この冬は暖かく雪も降っていない。ススキ等も根元や芯が枯れていない。また野草も既に芽が動き始めているようだ。そのせいかあまりうまく燃えない。難しいモノだ。気温も10度まで上がり、3076人の入場があった。昨年2月12日も日曜で晴れで800人だったのと比較しても、今年の春は早い到来だ。
Cimg3336 今日パークを訪問した人は、一足早い野焼きに目を引かれていた。本番は来月4日。暖かければ例年に無い見学者が訪れそうだ。

2007年1月19日 (金)

野焼き見学

 平尾台では毎年春先に、野焼き(山焼き)が行われる。約400haの草原を朝10時半から午後3時ころまでに焼き払う。自然環境に与える功罪はともかく、長年地元関係者の努力で継続され、平尾台の景観を保っている。野焼き当日は多くのカメラマンや句人が見学する。しかし実はこの平尾台の野焼きはここ4年ほど以前は見学を排除して実施されていた。

Photo 平尾台野焼きの公的な目的は、「防火と害虫駆除」。また過去に野焼き作業中に尊い犠牲者が出たこともあり、他地が観光目的に公開しているのと異なり、平尾台全体を立ち入り禁止にして行われてきた。平尾台で野焼き見学会が行えるようになったのは、平尾台自然の郷ができてからである。2003年春にオープン真近の施設内から安全に見学できるようになった。平尾台自然の郷とそのアクセス道路が立ち入り禁止区域から外されるようになった。

 以前にはこんなこともあった。2000年にオープンした平尾台自然観察センターで、2001年に野焼き見学を計画した。野焼きは平尾台の自然や地域にとって重要な位置を占めているので、それを考える機会にしてもらおうと一般に呼びかけた。もちろん、あらかじめ野焼き委員会にもご了承頂き、安全管理や対策も講じた上でのこと。ところが当日、警戒検問に咎められ、参加できない人が続出。それぐらいハードルが高かった。

 その後の2005年からは、野焼き委員会主催の「特別見学会」も行われるようになった。平尾台自然の郷から見る「一般見学会」はパノラマ景観は優れているが、カメラマンなどはもっと接近した位置を望むことから、野焼き範囲の真ん中にある茶ケ床園地に人員限定の見学場を設けることとなった。試みとして2005年は定員100名、2006年は200名で行った。火を見ると無謀な行動をとる人もいて、ボランティアガイドの方々30名ほどに、監視と統率に入っていただくことにした。

 今年の野焼きは3月4日。特別見学会の申し込みも2月に入ったら受け付ける。毎年一人で何枚も偽名を使っての申し込みや、当日の入場証受け渡しで大声を張り上げる人、三脚の位置を争って小競り合いする光景を見る。人は炎を見ると冷静を失うのは微笑ましくなくもないが、関係者がお天気や事故にナーバスになる季節が近い。

 なお、特別見学会の詳細は、コメントをみてね。

2007年1月 4日 (木)

凧上げ

【2007年1月3日】
 今日も本当は、休園日。出勤してくれる有志を募って、新年凧上げ会。
平尾台は標高500メートル。冬場は気温が低く、風雪も強いので集客施設としてはオフシーズン。どんなイベントをしても、どんなにPRしても入場者動員は至難の業。そんな中、周囲の反対を押し切って、定休日の三賀日のどこかで「凧上げ会」を毎年強行。
 実はこの凧上げ、冬の平尾台でできる、数少ないもよおしのひとつ。風が強く、電柱や立木がなく、寒くても屋外が前提は平尾台にぴったり。毎回人気で500人以上が訪れています。

Dsc03689 今日もみんな手に手に凧を持ってやって来ます。凧愛好会の方たちも招いているので、お昼過ぎには平尾台の空が色々な凧でうまりました。

 平尾台はきれいな風が吹きます。といっても汚染されていないという意味でなく、流線の乱れのない風が吹きます。建物・木立・地形の起伏が多い平地では渦巻いた風になり、凧がなかなかあがりません。平尾台は地上低くでも凧は素直にあがってくれます。お天気もときどき晴れ間ものぞき、凧も高くあがって、好いお正月になったようです。

 凧上げは施設のPRに好い効果もあります。実際来場した1000人弱の背後に約10倍の来るにはいたらずとも興味を持った人々、さらにその10倍の「平尾台で凧上げ」の情報に触れた人々が存在するからです。このあと3月はじめの「野焼き」までみなさんの意識から平尾台は遠く冬籠りしてしまう前の記憶をつなぐワンシーンになって欲しいと思います。

初日の出

【2007年1月1日】
 平尾台は石灰岩のカタマリ。地下に川ができるので、切れ込んだ谷が無く、周囲から比べると何百メートルも空に突き出しています。東側が瀬戸内海と周防灘で山らしい山がありません。また台地全体が草原で樹木がまばら。日の出を見るには絶好の条件です。
 ところが台地上に来る道が狭いこと、交通機関がないこと、大勢が集まったり、駐車できるスペースやトイレや暖をとる施設がありませんでした。そして4年前に私が運営に携わっている「平尾台自然の郷」がオープン。
 初日の出需要におこたえしたいと思っていたのですが、実施するとなると問題フンパツ。規則で12/29から1/3は定休日、スタッフも年末年始特別休暇中。また日の出の時間帯は通常開園時間外なうえに、特別開園に必要な費用がどこからも出てこない。というわけでお役所出身の経営陣から猛反対。スタッフ有志の強い熱意をバックに、やっと実施できたのは開園3年目の2006年から。前回は好天に恵まれ快晴の元旦でした。
 今年2回目の初日イベント、年末からのほぼあきらめムードの天気予報の中でした。それでもほんの一瞬でも雲の切れ間を期待して着々進めた準備が実り、きれいな初日に500名の歓声が挙がりました。
2007hatuhi
8時の閉園後、パーク外の初日観覧ポイントを回って見ました。悲しい想像どおり、お弁当や飲み物、ハンバーガーやティッシュ、使い捨てカイロなどおびただしいゴミが散乱。持参したゴミ袋がパンパンに。
実は「平尾台自然の郷内で初日の出会をする密かな目的」はここにあるのです。心なく自然公園にゴミをポイ捨てする人を少しでも減らしたい!しかし願うようにはならないもので、ゴミもちかえりを呼びかけながら、平尾台自然の郷内で無料で配ったあたたかい飲み物の容器でさえ、郷展望台にいっぱい散乱していました。ちょっとちょっとな一年の始まりでした。